第407号:歳を重ねて変わる、物事の捉え方とお時計の楽しみ方。

件名 :第407号:歳を重ねて変わる、物事の捉え方とお時計の楽しみ方。

お客様、夏は花火大会の便りが届く頃、いかがお過ごしでしょうか。

私どもの工房がある愛知県でも、週末は各地で打ち上げが予定されております。
わたくし近藤、幼い頃は、人混みで大きな花火を見上げるのが好きでしたが、
最近は、少し離れた場所から静かに眺めるのも良いなと思うようになりました。
派手な彩りもやはり素敵ですが、花火が消えた後の余韻や、火薬の匂いにも風情を感じて、
歳を重ねたせいでしょうか、物事の捉え方や味わい方も変わることを実感しております。
本音を申し上げますなら、昔は花火より、屋台のくじ引きや射的の景品が目当てでしたが、
少しだけ大人になって、夜風に吹かれながら、ぼんやりと空を眺める修理工房の近藤です。
今夜のお便りを差し上げます。

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■本日は、歳を重ねることで変化する「お時計の楽しみ方」についてお話しいたします。

お客様とお話ししておりますと、花火の味わい方が変わるように、
お時計に対する「価値観」も、ご年齢やお立場とともに変化なさるようにお見受けします。
例えば、若い頃は目を引くような派手なデザインや、
大きくて重厚感のあるお時計を好まれる方が多くいらっしゃいます。
しかし、歳を重ねていくにつれて、腕に自然に馴染むサイズ感や軽さを持ち合わせた、
シンプルなデザインに魅力を感じるようになる方が、多い傾向でございます。
もしかしたら、単なる「時間を確認する道具」や「ファッションの一部」から、
共に人生を歩む「相棒」へと、存在意義も変化していくのでしょうか。

昔買ったけれど、今の自分の年齢や好みに合わなくなってしまった。
そのような理由で、引き出しの奥に眠っているお時計はございませんか。
もし、今の落ち着いた雰囲気に合わせて「革ベルト」に変えてみたり、
くすみを磨いて綺麗にすれば、今のお客様に似合う一本になるかもしれません。
ご自身の価値観が変わっても、少しの手間とメンテナンス次第で、
いつまでも長く寄り添えるのが、お時計の魅力のひとつでございます。

もしお心当たりのあるお時計がございましたら、ぜひ私どもにご相談くださいませ。
弊社が取扱いしております、ベルトメーカー【ヒルシュ】のHPをご案内いたします。
革ベルトへの交換をご検討いただいている場合は、是非ご覧いただきたく存じます。
商品一覧

以上でございます。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。

【近藤のひとこと】
若い頃に背伸びをして買ったお時計が、数十年という時を経て、
「ようやく自分の風格に追いついてきた」、と仰るお客様がいらっしゃいました。
ご自身の変化に合わせて、見え方や感じ方が変わる「モノ」があるというのは、
とても豊かで、素晴らしいことだと存じます。
お手元にある思い出のお時計も、今のお客様の視点で改めて眺めてみますと、
昔とは違った、新しい魅力に気がつくかもしれませんね。

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儚く散って、夏の夜の幻になっていく花火の美しい余韻のように、
お客様の大切なお時計が、美しい時を刻み続けられますよう、私どもがお手伝いいたします。
厳しい猛暑が続いておりますので、どうか熱中症などにはお気をつけてお過ごしくださいませ。
また近藤よりお便りいたします。

時計修理工房 近藤

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