第142号:摩耗して緩くなる。

件名 :第142号:摩耗して緩くなる。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、これまで摩耗などが原因で、【心配のお気持ち】が発生したご経験はございませんでしょうか。

-お車をお乗りであれば、タイヤが摩耗して溝が浅くなり雨が心配、ブレーキパッドが交換時期を迎える。
-運動がご趣味であれば、シューズが摩耗して、履き心地が変わった、グローブが痛んでしまっている。
-お料理をなさる場合は、大切な包丁を研いで使用しているが長年使用している為、小さくなり使いずらい。
などが考えられます。

お客様にも、大切になさっている物が、1つや2つ、いやそれ以上あると考えますが、いかがでしょうか。
1つのものを大切にし、長くご愛用いただくことは、本当に素晴らしいことと存じております。

以前お任せいただきましたお時計につきましても、大切になさっているからこそメンテナンスや、修理を、
ご依頼いただいたと存じます。
その節は、誠にありがとうございました。

さて本日は、お時計の部品の摩耗についてお話を致します。

特に目に見えて判断できる部分は、ベルト(ブレスレット)の痛み、摩耗、ガタつきであると考えます。
負荷が掛かる部分であり、長年ご愛用いただきますと、内部のピンが摩耗して緩くなり、伸びが発生します。
この頃になりますと、腕になじみ、つけ心地は良いと存じますが、通り越しますと破損、落下が心配です。

特にバックル(クラスプ)の爪が摩耗してしまいますと、腕を曲げる等の力を加えた際に開くことがあります。
この症状は落下に直結しますので、非常に危険な状態と申せます。

部品が摩耗して痩せている状態では、修復が困難でございますので、基本的には部品の交換が必要になります。
弊社では、純正部品の取り寄せを試み、入荷できない場合は代替え(社外製)の部品でご提案をしております。
(代替え部品につきましては、純正同等もしくは、それ以上のものを採用しております。)

特にご依頼が多いのは、両開き(観音開き)の形状をしたバックルで、毎月数件のご依頼をいただきます。
誠にありがとうございます。

純正バックルは要見積もりとなりますが、代替え部品の場合は、11,000円(税込)前後でご提案致します。

また、内部の部品につきましては目で見える部分ではございませんので、なんとも想像が付かないと存じます。
摩耗していても肉眼で判断できることは殆ど無く、専用のルーペなどで確認をする必要があるほど精密です。

機械に使用される機械油が劣化し変質したり、乾くことにより、歯車の歯や、軸の先端が削れることで、
動作に遅れや、一時的な停止、備わった機能の不良が発生し、修理が必要な状態になることがございます。

このような状態でございますと、部品の交換を伴うオーバーホールが必要となり修理費用は改めて、
見積もらせてくださいませ。

長年ご愛用いただくお時計ですと避けては通れない道でございますので、このような状況になりましても、
気を落とさず、前向きに修理やメンテナンスをご検討いただきたくお願い申し上げます。

弊社は、いつでもお客様の大切なお時計のメンテナンスを受け入れる体制を整え、お待ちしております。

以上でございます。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。

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お客様、5月の下旬は連休の反動や、梅雨の気圧変化などが重なり、ストレスが溜まりやすく、
様々な思考が増え、寝不足になることもございます。
これによりネガティブな思考になり悪循環が生まれますので、身体のリズムを整えたり、運動などをして、
ストレスを解消するなどをして、対策、改善をしていただきたく存じます。
引き続きご自愛ください。

時計修理工房 近藤


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