第172号:良いお年をお迎えください。

件名 :第172号:良いお年をお迎えください。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。


お客様、早いもので、本号が年内最後のご案内となりましたが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

本年も、こうして年末のご挨拶ができることは、弊社へ大切なお時計をお任せいただけるお客様のご愛顧と、
暖かいご支援のおかげでございます。

お客様のご厚意に、心からの感謝を申し上げます。
誠にありがとうございます。

今後も、お客様が修理やメンテナンスをご用命の際は安心してお任せいただけるような体制を整えると共に、
さらなるサービス品質、修理に関わる技術、またご案内レスポンスの向上に取り組んで参ります。

スタッフ一同、誠心誠意努力してまいりますので、変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。


さて本日は、ゼンマイの巻き上げ量につきまして、お話しをいたします。

機械式(手巻き、自動巻き)のお時計には、ゼンマイと呼ばれる金属の板を巻いた部品が使用されており、
この部品の反発する力を原動力に動作しております。

手巻きのお時計につきましては、リューズというツマミを回し、ゼンマイを巻き上げることで、動きます。
また、自動巻きのお時計は、機械の底面にローターという部品が付いており、こちらの回転により、
ゼンマイを巻き上げ、動作することが可能でございます。

しかし、自動巻きの機能は手動で巻き上げる方法と比べますと効率が悪いため、巻き上げるスピードが遅く、
お時計をしばらくご使用にならず、動作が停止している時などは、手動で巻き上げませんと遅れや進みが、
発生する場合もございますので、ご注意が必要です。

ゼンマイの巻き上げ量につきましては、ブランドやモデルによりますので、一概には申し上げられませんが、
手巻きの場合は20回〜30回、自動巻きの場合は40回〜50回巻き上げますと、最大まで巻き上がります。

(ゼンマイの持続時間/パワーリザーブが8日間など、長いモデルは上記以上に巻く必要がございます。)

巻き上げ量が低下しますと、機械に十分なパワーを届けることができなくなり、遅れや進みが発生したり、
一時的な動作の停止が発生しますので、ご使用の前には手動で巻き上げていただくことをお勧めいたします。

意外にも自動巻きのお時計は、自動巻きでしかゼンマイを巻き上げられないと思い込まれている場合があり、
ゼンマイのパワー不足で、お時計本来の性能を発揮できていないこともございます。

動作が悪いとお感じになられましたら、一度手動での巻き上げをお試しいただきたく存じます。

手動で巻き上げても動作が悪い場合は、メンテナンスが必要な状態になっていることがございますので、
お時計に無理はさせず、最寄りの時計修理店様か、弊社へ点検の依頼をお願い申し上げます。

以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。


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今年も残すところ数日でございますが、普段に増して慌ただしくお過ごしではいらっしゃいませんか。
心に余裕がなくなりますと、お身体の調子にも影響しますので、ご無理はなさらずご自愛ください。

時計修理工房 近藤

この記事を書いた人