第284号:腕時計を眺める。

件名 :第284号 :腕時計を眺める。
お客様、近ごろ、腕時計をじっくりと眺める機会はございましたでしょうか。

ご趣味で腕時計をコレクションなさっている場合は、頻繁にご覧になるかと存じますが、
日常使いのお時計の場合は、細部までご確認いただく機会が少ないのではないでしょうか。

久しぶりに凝視しますと、気付かぬうちに傷が増えていたり、汚れが付着していたりと、
状態の変化が見受けられる場合もございます。

汚れの蓄積は、固着や、錆びの原因となる場合もございますので、こまめに拭きあげて、
改善していただけますと、良い状態を保つことができますのでお勧めしております。

毎週日曜日は必ず車を洗う、時計修理工房の近藤でございます。
いつも弊社のメールマガジンをお受け取りくださり、誠にありがとうございます。

本日は、腕時計の外装をキレイに保つお話しをいたします。

夏場が近づきますと、腕にじんわりと汗をかかれるかと存じますが、その際に黒い汚れが付着する、
というお問い合わせが多く寄せられます。

原因は、金属のブレスレットに使われるピンやパイプ、またはコマが摩耗して発生する金属の粉が、
汗や湿気により外側に出ることで、腕に付着している状態かと存じます。

お洋服に付着しますと、綺麗にするお手間も発生いたしますので、目を瞑ることができないと存じます。

改善するには、ケース本体よりブレスレットを取り外し、コマやピンを分解し、個別で洗浄が必要です。

担当者によると、分解せずに洗浄しますと、ブレスレットの中に詰まっている汚れが外に出るだけで、
全ての汚れの原因は除去できないため、症状が悪化する場合もある…そのため、総分解が必要で、
ご想像よりも時間を要する、と申しておりました。

ブレスレットの分解、洗浄による汚れの除去作業は、5,000円から7,000円の技術料をいただいており、
作業期間は、5日間から7日間ほど要します。

コマを固定するピンやパイプが摩耗している場合、汚れを除去することで緩くなることがございます。
そのようなときには、合わせて部品の交換や修正などをご案内するようにしております。

これから夏場にかけて急増する症状でございますので、お困りの場合は是非ご相談くださいませ。

その他には、水が入ったわけではないけれどガラスの内側が曇っている、プッシュボタンの動きが悪い、
ガラスの外周についているベゼルが重くて回転しなくなっている、バックルの脱着がぎこちないなど。

ケースや、ブレスレットの洗浄で改善ができる症状が多くございます。

一年に1度のスパンでクリーニングを実施いただき、お時計を常に清潔な状態でご使用いただくなど、
期間を決めて実施いただけますと、症状の悪化は最小限にできますので良いかと存じます。

以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

外装の傷に関しては、研磨仕上げをご提案させていただくことが可能でございます。
10年や20年に1度、外装を磨きピカピカにして、新たなお気持ちで再スタートを切ることもできます。

いや、思い出の傷だから残しておきたいんだ、というご意向も尊重するのが、私たち時計修理工房です。

▼弊社の無料郵送パックの申し込みは、以下のURLより承ります。
https://www.w-repair.jp/inquiry/

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お客様、季節の変わり目には、心が調子が揺らぐ可能性がございますので、
お気をつけいただき、必要に応じてケアしていただきたく存じます。

時計修理工房 近藤

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