こんばんは、修理工房の近藤でございます。
今夜のお便りを差し上げます。
お客様、最近他のお時計に目移りなさいませんでしたか?
お買い物をなさっている際にお時計のコーナーがございますと、
ご覧になる事もあるかと存じます。
新作モデルや以前から気になさっているモデルなどが並んでおりますと、
目移りしてしまう場合もございます…
各ブランドは毎年新作モデルでお客様の目を引こうと考えておりますし、
綺麗なガラスケースに入っておりますとお時計の美しさがより強調されます。
その為、目移りしてしまう事は仕方がないのです。
お時計は長くご愛用いただきますと慣れてしまいますので、
ご購入時の新鮮味や刺激が薄れてしまいます。
しかし慣れるという事は当たり前の存在になり、
愛着や思い入れが大きくなりますので、決して悪いことではございません。
また、お客様が弊社に大切なお時計の修理やメンテナンスをお任せくださった事は、
少なからず愛着や思い入れがあってこそと存じております。
お任せくださった事、改めて感謝申し上げます。
さて本日は、カレンダーの切り替わり不良の話をさせて頂きます。
カレンダー付きのお時計は、
当然午後12時を過ぎますとカレンダーが1つ進むかと存じます。
しかし切り替わるタイミングが本来は【午後12時】なのに、
【午前2時】や【午前3時】など、切り替わるタイミングが変わってしまう事がございます。
理由は大きく分けて2つあり、1つ目は衝撃などによる不可で歯車が破損したり、
本来の位置からズレることによりカレンダーを送るタイミングが遅れてしまいましたり、
半分だけ切り替わるなどの症状が起こります。
2つ目は、【カレンダーの操作禁止時刻】にカレンダーの操作や早送りをなさいますと、
切り替わるタイミングがずれてしまいます。
また、場合によりましては歯車の歯が欠けてカレンダーを送らなくなります。
カレンダーの操作禁止時刻とは、
【午後8時】から、【午前4時】までの時間と表記されていることが多く、
この時間帯はカレンダーを自動で送る為に歯車が噛み合っております。
噛み合っている時にカレンダー操作やカレンダーの早送りを行いますと、
先ほどご説明したように、切り替わるタイミングがズレる原因となります。
お時計の機械の仕様によりカレンダー操作禁止時刻も様々でございますので、
カレンダーが切り替わる時間帯から一番遠いお昼の12時にあらかじめ時刻を合わせて頂き、
カレンダーを操作していただくことをお勧め致します。
少しのことでお時計の不具合を防ぐことができます。
もしもタイミングがずれている場合は、
歯車の位置の再調整にて改善が可能でございますが、
場合によりましては【日送り車】と呼ばれる歯車の交換が必要になります。
またお時計の構造によりましては分解を伴う作業となる為オーバーホールが必須となりますので、
オーバーホールをご検討される機会に合わせて修理をご希望されることをお勧め致します。
話が戻りますが、他のお時計に目移りされご購入される際は、
是非メンテナンスにかかるコストも視野に入れてご検討ください。
また、ご購入を検討なさっているお時計の修理実績がございましたら、
どのくらい費用がかかるのかを、お伝えする事も可能でございます。
ご希望の際はお気軽にお声がけください。
ここまでご覧くださり、誠にありがとうございました。
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先週より気温は30度に差し掛かる地域も出てまいりました。
水分をこまめに取って頂き、脱水症状や熱中症には十分ご注意頂きたく存じます。
また、ご無理はなさらずご自愛くださいますようお願い致します。
時計修理工房 近藤