第85号:今できることは、今のうちに(ワインディングマシンの注意点)

件名 :第85号:今できることは、今のうちに
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
今夜のお便りを差し上げます。


お客様、新型コロナウイルスの影響で、悩みが絶えないと存じますが、いかがお過ごしでしょうか…
お仕事や生活の様々な場面に影響していると存じますし、これからの事はさらに不安でございます。
また、業種によりましては、大変思いをなさっていると存じます…


今できることは、今のうちに行うことで、今後の事の運びが全く異なると存じます。
国からの保証や、ウイルスに対する予防、お仕事での対策、ご家族を守るための行動など、
全てにおいて、大切な期間に直面していると考えます。


感染は拡大する一方で、未だ終息の目処は立ちませんが、今は耐え凌ぎ、この事態が収まる頃には、
この間に行う対策にて、より早い回復をしていただける事を切に願います


さて本日は、お時計の停止期間についてお話をさせて頂きます。


機械式のお時計は、動作させず置いておくだけで、精度に不具合が発生することがございます。
その原因は、内部で使用されている機械油が偏りましたり、付着してはいけない部分に付着する事です。
上記の症状が現れるまでの期間は、おおよそ3週間とされていますので、ご注意いただけますと幸いです。


この対策といたしましては、まずは3週間動作を止める事が無いよう心掛ける事と、お時計の文字盤が、
天井を向いた状態で、(平置きで上向き)ご保管頂く事が一番良いと存じます。


複数本お時計をご愛用頂いている場合は、なかなか頻度を高めてご使用頂く事は難しいと存じます。
そのような時は、ワインディングマシンと呼ばれる動作や巻き上げを補助する機械での保管なども、
ご提案したいところではありますが、ワインディングマシンは、自動巻き機構を多用することで、
ゼンマイを巻き上げ、お時計を動作させ続ける為、内部部品が偏摩耗してしまう事例が多数ございます。


現在ワインディングマシンでお時計を保管なさっている場合は、一度お時計の動作をお確かめください。
内部機械油が潤沢な状態でのご使用は問題ございませんが、油が劣化、減少しているコンディションで、
ワインディングマシンに入れてしまいますと、お時計を傷めてしまう原因にもなりますので、
こちらにつきましても、ご注意いただきたく存じます。


※機械油が偏り、付着していはいけない部分に付着しますと、部分的な修理が行えませんので、
基本的にはオーバーホールと呼ばれる機械の分解洗浄及び注油、調整が必要となります。


以上でございます。


先日ご案内いたしました、簡易研磨無料のご案内につきましては、既に数名のお客様より承り、
実施の為に、無料梱包パックの手配をいたしました。
お申し込みくださり、誠にありがとうございます。
受付期間は6月10日までとなりますので、引き続きご検討の程お願い申し上げます。
※簡易研磨無料サービス実施の条件は、【オーバーホールメンテナンスの実施】となります。




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4月は中旬となり、日中の気温は以前に比べ、高くなりつつあります。
しかし、寒暖差で体調を崩されていらっしゃらないか、心配しています。


また、流行している新型コロナウイルスの予防は徹底していただき、
引き続きご自愛の程お願い致します。


時計修理工房 近藤



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