第196号:急がば回れ。

件名 :第196号 :急がば回れ。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。

いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、これまで、詳しく説明をすることで、物事が円滑に進んだご経験はございますでしょうか。
物事の考えかた、説明の捉えかたは、人それぞれであり、必ずしも同じとは限らないかと存じます。
1から10までとは申しませんが、ある程度詳しくご説明することで、お相手にもより良く伝わり、
一定以上の水準で物事が進行するかと存じます。

さて本日は、お時計をメンテナンスに出される際に、必要なことをお話いたします。
お時計は多くの部品で構成されており、ご使用方法、頻度、環境により内部の状況は変わりますので、
みなさま同じ症状が発生するとは限りません。
修理をご希望なさる箇所や、現在発生している症状を、ある程度把握いただき、お伝えいただきますと、
よりスムーズに、正確なお見積もり、改善のご提案が可能となります。
もちろん多くの経験を積んだ技術者が検査を行いますので、「なにもわからないけれど、調子が悪い」、
などでも、隅々まで検査しましたら、状態は明確になりますので、全く問題ございません。
しかし、検査が長引く場合がありますので、より早くお時計をお手元にお返しするためにも、ある程度、
お時計に起こっている症状、箇所をお客様なりにお伝えいただけますと幸いでございます。
これにより、技術者の負担も少なくなり非常に助かります。

「修理の際に持っていくものはありますか?」とご質問いただくことがございます。
弊社は、メーカーのオフィシャルな修理工房ではございませんので、メーカーが発行する保証書などは、
必要なく、ご購入時にお時計が梱包されている、化粧箱も必要ございませんので、お時計のみをお預かり
させていただきたく、お願いしております。

しかし、ご購入よりどのくらい経過しているのか、また最後のメンテナンスからどのくらい経過したか、
可能であれば、過去にどのような修理を実施したことがあるかをお聞かせいただけますと幸いです。
※こちらは、必要以上の修理や、部品交換を避けるために大いに役立つ情報でございまして、
お客様のご負担を最小限に抑えることに貢献いたします。

もし破損してバラバラになっている部品がある場合は、できる限りで構いませんので、同封ください。
金属ベルトの修理をご希望の場合は、余りのコマが使用できることもございますので、お持ちの場合、
是非一緒にお持ち込みいただきたく存じます。
冒頭でも申し上げました通り、詳しく物事を把握することは、選択肢が増えることにも繋がります。
ことわざで、「急がば回れ」とあるように、確実で安全な修理の道をご案内できますと幸いです。
以上でございます。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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お客様、6月も中旬となり、梅雨の季節となりました。
この先しばらくは、雨の予報が続き、気圧の変化などが立て続けに起こります。
お身体の調子にも少なからず影響があろうかと存じますので、
ご無理はなさいませんようご自愛くださいますよう、お願い申し上げます。

時計修理工房 近藤

この記事を書いた人