第207号:秒針が止まって見える現象。

件名 :第207号 :秒針が止まって見える現象。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、時刻を確認なさった時に、秒針が1秒以上停止していると感じられた事はございませんか。
おそらく、誰でも1度はご経験がある現象で、クロノスタシスという名前が付けられています。
こちらは、速い眼球運動の直後に目にした映像が、長く続いて見えるという錯覚でございます。
眼球がある視点から、別の視点に移動する時に急速な回転をすることをサッカード運動と呼ばれ、
この運動をするとき、時間の認識は僅かに後に伸び、脳は実際よりも僅かに長い間見たと認識し、
秒針が1秒間以上、止まったという感覚を生みます。

実際には時計に限らず、話す相手を見るときや、横断歩道を渡るときの左右確認の際などにも、
この現象は発生するようでございますが、我々がそれに気づくことはほとんどないようです。
見る方向に移動する際の、時間の隙間を脳が埋めているものと、お考えいただけますと幸いです。
さて本日は、電池式のお時計の2秒運針につきまして、お話を致します。
2秒運針とは、「2秒毎に秒針が動く機能」であり、ほとんどの場合、故障ではございません。
電池式のお時計の機械にはこの機能が備わっている場合があり、その理由は電池残量の低下を、
お知らせするためでございます。

※モデルによりましては、4秒毎に秒針が動く場合もございますが、機能的には全く同じです。
2秒毎に、2秒進む為、遅れが発生する事はなく、お時計としての時刻表示機能は保たれます。
そして、この状態が発生してからは、約1ヶ月間ほどで動作が停止してしまう事が多いため、
ほぼ止まりかけの時に発生すると存じます。
電池は残量がなくなりますと、液漏れを起こすことがあり、この漏れ出す電解液については、
皮膚を溶かすほどの危険な液体でございます。
その為、機械の動作を制御している回路、コイル、端子などに付着しますと、錆や腐食により、
動作不良を起こす場合がございます。

このような状況になりますと、部品交換を伴う機械の分解修理(オーバーホール)が必要となり、
およそ25,000円〜、場合により40,000円を超えるような大掛かりな修理となります。
このような事態にならないためには、2秒、4秒運針が見受けられた時点で電池交換を検討し、
停止したらすぐに交換できる体制が必要でございます。
もちろん、停止する前に交換していただいても大いに結構でございます。
弊社では電池交換の場合でも一度お預かりし、動作、消費電流などが問題がないことを確認して、
交換のご提案をしておりますので、現在7日間〜10日間前後のお時間をいただいております。
予めご了承の程お願い申し上げます。
いつでも修理やメンテナンスをご依頼いただけますように、郵送用の梱包パックをお手元に、
ストックしていただくことも可能でございます。
ご必要の際はお送り致しますので、ご遠慮なくお申し付けくださいますよう、お願いいたします。
以上でございます。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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誠にありがとうございます。

お客様、9月になり気温は徐々に下がり初め、昼夜の寒暖差が大きいとお風邪を引きやすいため、
お身体を冷えないようにしていただき、ご自愛くださいますようお願いいたします。

時計修理工房 近藤

この記事を書いた人