第346号:クォーツの点検手順。

件名 :第346号:クォーツの点検手順。
お客様、近ごろ新しいことを試されませんでしたか?

お料理の味付けを変えてみる、いつもと違う道を通って移動してみる、聞いたことのないジャンルの音楽を聴く、
お仕事やご趣味の幅を広げたり、逆に縮めてみるなど、振り返りますと小さな試行があるかと存じます。
たとえ小さくても、良い結果が得られなくても、試すという取り組みは、経験となり視野が広がると考えます。
しかし、少なからず勇気が必要で、不安を感じるなど、はじめの1歩は難しいのが現実でございます。
そのような時は、できるだけ小さなスケールで取り組んでいただきますと、勇気や不安も少なくて済むと存じます。
大きな一歩よりも、細かい半歩を重ねる方が良い成果に繋がるかもしれません。

試すときはなるべく小さなスケールで取り組んでみて、結果を確認して次の行動を考える、修理工房の近藤です。
いつもメールマガジンをお受け取りくださり、誠にありがとうございます。

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■本日は、クォーツ(電池式)のお時計の点検手順についてお話をいたします。
お時計の動作が頻繁に停止する、あるいは動作に遅れ方向の誤差がある。
あるいは、秒針が数秒おきに動く症状が見受けられる場合、私たちは電池切れを想像いたします。
クォーツ(電池式)のお時計は、電池の電圧が低下しますと、正常に動作するための動力を伝達できず、
一時的に停止することで、誤差が発生したり、動作が不安定になる傾向です。
症状の改善には、電池の交換が必要でございますが、その際いくつか点検した方が良い事柄がございます。
※秒針が数秒おきに動く症状は、「秒飛び」と呼ぶ症状で、電池切れをお知らせするサインです。

動作停止の状態でお預かりした場合は、テスト用の電池に入れ替え、まずは動作するかどうかを確認します。
次に、クォーツテスターと呼ぶ機械にて、回路の信号の有無を確認し、問題が無いようでございましたら、
コイルの抵抗を測定、歯車の確認、電池電圧の検査、消費電流の測定、誤差の確認、外観検査と進みます。
ただ電池を交換して終わりではなく、さまざまな工程を経て作業が完了いたします。

もしもこの作業の中で、1つでも問題がある箇所や、異常な数値が見受けられた場合は、
ご希望であれば、その部分を重点的に検査をした上で、必要に応じた修理をご提案させていただきます。
上記の工程を不足なく確実に実施するには、1週間から10日間ほどお時間をいただきます。
電池交換のみで問題が無い場合は、3,300円(税込)でご提案をしております。
※特殊な構造のお時計や、電池を複数個使用するモデルは別途お見積もりいたします。

万が一、検査の中で不良が見受けられた場合は、オーバーホールなどの機械の分解掃除作業を伴う、
必要に応じた部品の交換が必要となることがございます。
状態により料金が異なりますので、基本的にはお時計を検査した上でお見積もりを実施、ご案内いたします。
電池を消耗する早さ(寿命)に関しては、搭載されている機械(ムーブメント)の仕様により異なりますが、
おおよそ2年から3年前後で電圧が低下して、冒頭で申し上げたような症状が発生いたします。

消費電流が低い機械が搭載されている場合は、電池寿命が5年から6年と長持ちするものもございますので、
一概には申せませんが、ある一定のサイクルで動作が停止するとお考えいただけますと幸いです。
弊社は、電池交換のみの作業や、取り外しの作業も承りますので、お気軽にお申し付けください。
オーバーホールが必要な状態でも、一旦は電池交換で試してみるというご選択も可能でございます。
弊社は可能な限り、お客様のお考え、ご判断を尊重したく存じます。
以上でございます。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。


【近藤からのお知らせ】
弊社は5月3日から、5月7日までゴールデンウィークの休業を頂戴いたしました。
誠にありがとうございました。
昨日より営業を再開しており、お問い合わせへのご返信、お時計の検査、お見積もりのご案内など、
急ぎで対応中でございます。(週明けの月曜日には平常通りに戻るかと存じます)
お急ぎの場合は、誠に恐れ入りますがお電話にてご連絡くださいますようお願いいたします。
担当者直通:070-6410-2739
ご不便をおかけして誠に申し訳ございません。
今しばらくお時間をくださいますようお願い申し上げます。


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お客様、試行錯誤は必ずしも「攻め」に限りません。
いわゆる「守り」、休息についても、試す価値は多くございます。
いつもと違う食事、いつもと違う寝具、いつもと違う時間などを試して、よい結果が得られましたら継続しましょう。
その時、私たちがお手伝いさせていただいたお時計が役立っていたら何よりです。


時計修理工房 近藤

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