| 件名 : | 第402号:「ベルトの黒ずみ」は汗のせいかもしれません。 |
お客様、日中は汗ばむ陽気となってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
ご自宅の寝具やクローゼットなども、涼しく感じられるようにして、
本格的に暑さを迎えるご準備を進めていらっしゃる頃かと存じます。
この時季は自然と汗をかきますので、こまめな水分補給が欠かせませんが、
喉を潤すときの、冷たいものが身体に染み渡る感覚は、より一層美味しく感じられますね。
先日、冷たいお水を飲み始めたら、止まらなくなってしまい、
すぐに 500ml のボトル1本飲み干した、修理工房の近藤です。
今夜のお便りを差し上げます。
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■本日は、金属ベルトの黒ずみについてお話しをいたします。
冒頭でも話題にいたしましたが、気温が上がることで、お時計を身につけた腕元にも、
じんわりと汗をかくことが増えてきたのではないでしょうか。
毎年この時期になりますと、「時計を外したら、手首が黒く汚れていた」、
というご相談が多くなります。
この黒ずみの正体は、金属ベルトの細かな隙間に溜まった、
ホコリや皮脂などの汚れ、あるいは摩耗した金属の粉でございます。
普段は乾燥して隙間などに留まっている汚れが、汗によって溶けるなどして、
黒く濁った液状になり、表面に浮いてくることが原因と考えております。
そのままにしておきますと、お洋服を汚してしまうだけでなく、
金属部分のサビや劣化を早める原因にもなってしまいますので、洗浄をお勧めいたします。
ご自宅でのケアといたしましては、お時計を外された際に、
柔らかい布でこまめに汗や汚れを拭き取っていただくだけでも効果がございます。
それでも黒ずみが出てくる場合は、私どものような時計修理店にお任せください。
専用の「超音波洗浄機」を使用し、隙間の奥の汚れまで丁寧に落とします。
長年蓄積された汚れがスッキリと落ち、本来の輝きを取り戻しますので、
見た目に関しても、少し印象が変わることがございます。
夏本番を迎える前に、ベルトの洗浄をご検討くださいますよう、お願い申し上げます。
モデルにもよりますが、お時計の洗浄は6,000円から8,000円前後で承っております。
電池交換や、オーバーホールなどの動作に関わる部分はもちろんのこと、
お時計を清潔に、快適にご愛用いただくための、お力にもなりたいと考えております。
革ベルトに関しては、劣化することで変色したり、硬化する場合がございます。
また、一度状態が変質してしまいますと、復元が難しいため、交換をご提案させていただきます。
以上でございます。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。
【近藤のひとこと】
お客様、汗をかくと水分と一緒に塩分も失われますが、そこに「真水」だけを大量に飲み続けると、
血液中の塩分濃度が薄まってしまうそうです。
身体はそれを防ごうと水分を排出しようとする一方で、
脳は混乱を起こし、「まだ渇いている」と誤作動を起こします。
お水でお腹はタプタプなのに、なぜかずっと喉が渇いているような感覚になることがありますが、
それは、この錯覚が原因のようです。
そのまま飲み続けると「水中毒」というめまいや吐き気を伴う症状につながることもあるそうなので、
こまめな塩分補給も忘れないようにしていただきたくお願い申し上げます。
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金属ベルトの洗浄を、超音波洗浄機で落としてしまうように、
お疲れやご負担は、なにか思い切った方法をするほうが効果的なのかもしれません。
あるいはご自身から手放し、誰かに任せるというのも一案です。
溜め込んだら人に託す、なかなか出来ることではございませんが、
お客様の思い切ったご決断、ご判断を私たちは支持したいと思います。
時計修理工房 近藤