| 件名 : | 第305号 :腕時計は必ず劣化する、ということ。 |
お客様、このあいだ、空き家(あきや)を見かけませんでしたか?
修理工房のある名古屋市近郊では、このごろ多くの空き家が見受けられ、
日を追うごとに、老朽化したり、雑草に覆われていく姿を見て、胸を痛めております。
工務店にお勤めのお客様にお伺いしたところ、やはり、
人が住んでいる住居よりも、空き家の方が比較的劣化が早いそうです。
さまざまな意見がございますが、換気による空気の入れ替えが行われないことや、掃除をされないこと、
また雨漏りなどの修繕がされないため、部分的に腐食するなどして、老朽化が早まります。
使い続け、必要に応じて修繕することが、長持ちさせる上で必要不可欠ということがわかります。
近頃、部屋の電球がすぐに切れるため、原因を調査している、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンをお受け取りくださり、誠にありがとうございます。
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■本日は、ご使用なさらないお時計の劣化、老朽化についてお話をいたします。
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クローゼットや、化粧箱の中で、お時計を眠らせてはいらっしゃいませんか。
腕時計は、動作を停止させたままにしますと、内部の機械油が固着したり、変質することがございます。
そのため、各メーカーやブランドではコンスタントにご使用いただくことを推奨されています。
(3週間以上連続して停止状態にすることは避けていただきますようお願い申し上げます)
ご使用いただく機会が少ない場合は、装着しなくても、ゼンマイを巻き上げていただき、動作させますと、
お時計のコンディションを保つことができます。
電池式のお時計に関しては、電池が切れますと液漏れを起こすため、すぐに交換をお勧めいたします。
(ご使用の予定が無い場合は、電池を外してご保管いただいても良いでしょう)
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冒頭の話題と同じようにお時計は適切な方法で保管をしませんと、お時計の劣化や、老朽化が促進されます。
特に湿気が溜まりやすい場所にある場合は、時折り換気をお願いいたします。
多湿の環境での保管は、ケースやブレスレットの変色や、錆びの発生のリスクが高まりますので要注意です。
錆は徐々にケース内部へと広がり、内部部品の破損や、動作の不良に関わります。
しばらくお時計をご覧になりませんと、箱の中で大変な状態になっているという場合もございます。
長らく状態を確認されていない場合は、一度ご確認をお願いいたします。
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対策方法については、定期的にお客様の目で外観や、動きに問題がないか確認していただくきたく存じます。
お気づきの点があれば、お近くの時計修理店などで、詳しい検査を行われることを推奨いたします。
そして、必要に応じてメンテナンスや修理を実施していただきますと、コンディションが保たれると存じます。
大切なお時計でございますので、長くご愛用していただけますと幸いです。
以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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【近藤の一言】
腕時計に適した温度域は、5度から35度前後で、適した湿度は50%前後でございます。
この時期、ここ日本では湿度を50%以下にすることは難しいかと存じます…
廉価なお品でも良いですが、温度計や、湿度計をお時計と一緒に置いていただきますと、
お時計の保管に適した環境か簡単に確認ができますので、おすすめさせていただきます。
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お客様、これからの季節は、温度と湿度が高く、お身体にも負担がかかることもあろうかと存じます。
せめてお気持ちだけは劣化なさいませんようお願い申し上げます。
時計修理工房 近藤