第169号:針供養

件名 :第169号:針供養
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、突然で恐れ入りますが、針供養をご存知でいらっしゃいますか。

針供養とは、使用できなくなった針を神社に納め、供養する行事で、全国に広く分布しているようで、
神社により異なりますが、12月8日もしくは、2月8日に行われます。
(お祓い厄除けを行なっている神社やお寺であれば、実施いただけることが多いようです。)

ご自身で行われる場合は、【お豆腐】や【こんにゃく】のような比較的柔らかいものに針を刺すことで、
針をねぎらい、供養することができると言われており、実際に神社やお寺でも同じような方法を取る、
ところもあるようです。

年末の大掃除で、お裁縫の針などを処分する際は、是非ご活用ください。

本日は、お時計の針につきまして、お話をさせていただきます。

お時計の針は【秒針、分針、時針、カレンダー針(日付、曜日)、クロノグラフ針、GMT針】をはじめ、
さまざまな機能を表示する針がございます。

大きさや動き方、デザインなども個々に異なり、文字盤と針は、お時計の顔となる部分でございますので、
お客様もご購入なさる時には、よくご覧になられるかと存じます。

針は、歯車の軸に取り付けられているため、衝撃により外れたり、劣化して袴(ハカマ)という部分が、
割れることにより、しっかりと固定ができなくなります。

また、湿気や紫外線により変色、劣化するなど、長らくご使用なさいますと上記の不具合が発生いたします。


衝撃により外れた針は、修正及び、再取り付けにて修理が可能でございますが、先ほど申し上げました、
袴が割れている場合は、修正が困難な場合があり、交換が必要になることもございます。
(修正、再取り付けに要する費用は、6,000〜10,000円前後でございます。)

変色はメッキ部分の錆びや腐食、夜光塗料が経年劣化を起こすことで発生します。
腐食は除去できないことがほとんどでございますので、針交換が必要でございますが、夜光塗料は、
塗り直しがご提案可能でございます。
(夜光の塗り直しに要する費用は、6,000円〜9,000円前後でございます。)

夜光塗料につきましては、以前まではトリチウムと呼ばれる物質を使用されることがございましたが、
放射性物質とのことで、世界的に使用が廃止されてきました。

その為、現在ではスーパールミノバと呼ばれる蓄光塗料が主流であり、弊社はこちらを使用しています。
しかし、お色が蓄光色(薄緑)となりますので、純正の夜光とお色が少々異なる場合もございます。

※放射性物質であるトリチウム夜光を文字盤に塗布する際に、技術者の身体への問題が提起されたことで、
使用の廃止となりましたが、通常使用における人的被害の報告はない無いようですので、ご使用のお時計に、
トリチウムが使用されていましても、ご安心ください。

以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

冒頭で針供養を話題にいたしましたが、お時計につきましても、同じことが申せます。
使い終えた、もう動かないお時計の最後、もしお気持ちの整理ができないようでしたら、
私たちが無償で引き取ります。


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12月に入り一層寒さが増したように感じます。
お風邪を召されやすい環境と存じますので、ご自愛くださいますようお願い致します。

時計修理工房 近藤

この記事を書いた人