こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
今夜のお便りを差し上げます。
お客様、最近何かを使い切られるご経験をされましたでしょうか?
お気に入りの食品や、生活必需品、文房具などの製品を最後まで使い切る事は、素晴らしい事と存じます。
わたくし近藤は、本日丁度ボールペンのインクを使い切りました為、芯の交換をした次第であります。
本日は、お時計の時刻操作を行う、リューズ及びケースチューブのねじ込み不良についてお話し致します。
お客様がご愛用のお時計のリューズは、ねじ込み(ロック)ができる仕様となっておりますでしょうか。
リューズのねじ込みは微細なホコリや湿気の混入を防ぐための構造となっていることが多くございますが、
長らくご愛用いただきますとネジ山が摩耗してしまい、ねじ込み不良を起こすことで機能が損なわれます…
【経年的な摩耗】・【ねじ込む力が強い事で摩耗する】・【斜めにねじ込んでしまいネジ山が破損する】、
上記の3つが原因で症状が発生する事が多く、一度摩耗してしまいますと復元は困難の為交換を要します。
また、リューズが摩耗している場合は、受け側のケースチューブや巻真も傷んでいる場合がございます為、
場合によりましては、同時にケースチューブや、巻真の交換が必要になる可能性もございます。
経年的な摩耗を起こす部品でございます為、いずれはねじ込み不良が現れてしまう部分ではございますが、
できる限り寿命を長くする方法は、必要以上に強くねじ込まない事と、ゆっくりねじ込む事でございます。
上記2点にお気をつけ頂くだけでリューズの寿命は出来るかぎり長くできるかと存じます。
逆にねじ込みが不十分でございますと防水性を保てないなどの不具合もございます為、お気をつけ下さい。
以上でございます。
弊社はリューズのねじ込み不良のご相談を頂く事も多くございます為、お困りの際はお申し付けください。
お時計のモデルによりましては部品の供給不足の問題によりメーカーでしか修理できない事もございます。
供給がある場合は弊社での交換をご提案、もしも供給がない場合は、メーカーでの交換をご提案致します。
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8月も下旬でございます為、暑さが少しづつ和らいでくる頃かと存じますが、如何お過ごしでしょうか。
高温多湿の状況が続きますと体調が優れなくなる場合もございます為、ご無理をなさらずご自愛ください。
時計修理工房 近藤