第51号:お時計の寿命(再起不能の状態になるまで)

件名 :第51号:お時計の寿命
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
今夜のお便りを差し上げます。


お客様、お時計の寿命について考えられたことはございますか。
お時計は経年劣化やアクシデント、部品の生産終了による保守部品不足などにより、
次第に修理は難しくなり、いつかは寿命を迎えてしまう事は申し上げるまでもございません。


しかし、最終的な寿命を伸ばす方法はいくつもございます。
本日はより長くお時計をご愛用頂く為の方法を3つご紹介致します。
宜しくお願い致します。


1、一番重要なのは、定期的なオーバーホールでございます。
お時計内で使用される機械油が劣化しますと、負荷が発生し遅れの原因となります。
また、部品を十分に保護できず摩耗の原因となります。


※お時計のご使用環境や頻度にもよりますので一概には申し上げれませんが、
4年~5年に1度オーバーホールを実施されることをお勧めしております。
(4年~5年という年数は、各メーカーも推奨している年数でございます。)


2、次に水分や多湿環境を避けて頂くことでございます。
防水性が高いお時計でも内部に湿気が混入してしまいますと、機械にサビが発生してしまいます。
サビはお時計の動作の妨げとなり、部品自体も腐食させてしまいます。
湿気が裏蓋とケース(中胴)の間に滞留する状況が続きますと、接合部分が腐食し、機密性が低下する事で、
防水性自体を低下させてしまうこともあります。
(湿気に晒された日は、ご使用後にタオルで拭きあげるなどのご配慮を頂きたく存じます。)


3、最後は、メーカーでの修理受付期間をお確かめ頂くことでございます。
各メーカーでの修理受付期間というのは、お時計の保守部品の生産を保証されている期間でございます。


受付期間が終了しますと、弊社のような修理業者への部品の供給も次第に少なくなります。
その為、メーカー修理受付が終了する間際に1度メーカーでメンテナンスを実施頂き、
お時計をより新品時に近い状態にしていただく事で、より長らく安心してご愛用いただけるかと存じます。


※弊社は最大限ご期待に添えるように手を尽くておりますが、
部品を多く保有しているメーカーのメンテナンスには敵わない部分もございます。
お時計の今後の事を思い、メーカー修理をお勧めさせて頂く場合もございます。


また、修理受付期間は、各メーカーやモデルにより様々でございます。
同型のお時計などの事例によりだいたいどのくらいで終了してしまうか、
お問い合わせなどによりお確かめ頂くことが可能です。


以上でございます。


弊社はメーカー修理受付が終了したお時計の修理やメンテナンスも承っております。
先ほど申し上げましたように、部品の供給が少なくなることから、
通常より長らくお時間を頂く場合もございますが、最大限ご期待に添えるよう努めております。
オールドタイプ、アンティークのお時計も是非お任せ下さい。


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お客様、照りつける日差しと暑さにより体調を崩されていらっしゃいませんか。
お時計をお楽しみ頂ける事はお身体あってのことでございます。
ご無理をなさらず、ご自愛ください。


時計修理工房 近藤

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