第173号:境目は3週間。

件名 :第173号:境目は3週間。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

年末年始は、さまざまなイベントがございましたり、長距離のご移動、あるいはお仕事などで疲労が、
溜まるかと存じますので、お身体に大きな影響を与えないうちに、リフレッシュをお願い致します。

お食事のバランスを整え、ゆっくりとお風呂に入り、睡眠の時間を増やすなどの初歩的なことが、
大切でございますので、上記に当てはまる場合は、是非お試しください。


さて本日は、使用頻度が低いお時計の保管についてお話しいたします。

お時計のメンテナンスを完了して窓口でお納めする時に、「使用頻度が低い時計を使わないときは、
動作を止めておく方がいいのか、巻いて動かし続ける方がいいのか、どうですか?」等のご質問を、
いただくことがあります。

時計修理店やブランド、メーカーにより見解がさまざまでございますので、他の意見もありますが、
弊社では3週間以上連続して動作を停止する事は、避けていただきたいとお願いしております。

なぜかと申し上げますと、お時計には数種類の機械油が使用されており、長期間動かさない場合、
この油が偏りを起こす場合があるからです。

また、変質などによる固着により、精度不良や一時的な動作の停止の症状となる場合もございます。

この症状が発生する境目がおおよそ3週間前後と言われているため冒頭のように申し上げております。

その為、1週間に一度ゼンマイを巻き上げていただき12時間ほど動作させていただくと良いでしょう。

※巻き上げを行うワインディングマシンという便利な製品もございますが、巻き上げ機構の摩耗が、
通常使用時と比べ早まるため、弊社では使用をお勧めしておりません。

また保管する際のお時計は、文字盤が天井を向くようにしていただきますと機械油の偏りを防ぎ、
より安心でございますので、推奨いたします。

お時計は動かし続けることを前提とした設計のため、毎日使用していただいても問題ございません。
ただし、それに伴う機械油の劣化や減少、部品の摩耗や金属疲労などは避けられません。

メンテナンスを実施することで油の状態を正常に保つことができれば、部品を保護することが可能で、
より長くお時計をご愛用いただけます。

お時計は精密機器でございますので、早かれ遅かれ修理やメンテナンスが必要になる日は訪れます。
弊社では、いつでもお力になれるように体制を整えておりますので、お困りの際是非ご連絡ください。

以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。


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お済みでない場合は、是非評価の程お願い申し上げます。



年末年始はお忙しくお過ごしになられたと存じますので、一息ついていただき、疲れを癒してください。
引き続きお身体にはご自愛いただきますようお願い致します。

時計修理工房 近藤

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