第193号:長寿の秘訣。

件名 :第193号 :長寿の秘訣。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。

いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、ご自身の健康を保つ為に、取り組んでいらっしゃることはございますでしょうか。
適度な運動や、食生活の栄養バランスの管理、定期検診、歯のメンテナンス、睡眠時間の確保など、
さまざまな取り組みがあろうかと存じますが、いかがでしょうか。
健康を保つことは、ご自身の楽しみにしていることを長く続けるためにも必要不可欠でございますし、
寿命にも関わりますので、大切なことでございます。
お身体の不調をお覚えになる時には、ご無理をなさらず、休息をお取りいただくか、検診をお願いいたします。
さて本日は、お時計の寿命についてお話しをいたします。

お時計の寿命とはいつなのか、この事についてお考えになる機会は、少ないかと存じます。
古くなったら、傷が多くなったら、遅れが発生したら、動作が停止したら、電池交換してもすぐに消耗し、
頻繁に交換が必要になったらなど、さまざまなお考えがあろうかと存じます。
私は動作停止あるいはお時計として使用できなくなり、その症状が修理できない時ではないかと考えます。
しかし、時計機能は失われましても、アクセサリー、ディスプレイとして存在し続けることも可能で、
修理ができなくなりましても、思い入れが深い為、大切に保管しておきますと仰られるお客様が殆どです。
寿命につきましては、お時計の作りや、製造しているメーカーの対応によりましても前後いたします。
保守に必要な消耗品、歯車などの部品を供給し続けていただけるのでしたら、修理の幅は広がりますが、
一定年数が経過しますと廃盤となり、入荷できなくなることで、修理が困難な状況になることもございます。
例えば、廉価で購入できるお時計と、高級ブランドのお時計では、ケースの素材や、内部の機械の強度に、
大きな差がございまして、後者の方が比較的長くご使用いただける場合がほとんどでございます。
国産のお時計につきましては、廉価ながら高級ブランドに匹敵する精度と強度、造りを兼ね備えている、
お時計が多く、厚く信頼される、日本の物作りが見て伺えます。

しかし、お時計そのものの造りや強度も大切でございますが、日頃のメンテナンスが重要でございます。
メーカーは4年〜5年に一度のオーバーホールを推奨なさっていまして、この年数はお時計の内部で、
使用されている機械油が減少したり、変質したりする目安の期間とお考えください。
機械油の状態が悪くなりますと、部品の保護ができなくなり、やがて摩耗しましたり、錆が発生します。
その為、内部に汚れが発生し、動作に負荷をかけ、遅れや進み、動作の停止などの症状が現れます。
定期的にメンテナンスを行うことで、お時計の精度、コンディションは良い状態を保つことができますし、
部品の摩耗を抑制できるのでしたら、寿命にも影響し、お時計をより長くご使用いただけます。
弊社は定期的なメンテナンスのオーバーホールも承っておりますし、点検だけでも喜んで承ります。
まずはお時計の内部状況を把握していただき、メンテナンス実施の時期を検討していただきたく存じます。
また、お時計に不調がある場合は、お早めの修理をお薦めいたします。
以上でございます。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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お客様、梅雨の季節が近づいてまいりました。
雨の日は、肌寒くお感じになる場合がございますので、体温の低下に伴いお風邪を引かれませんよう、
ご自愛くださいますよう、お願いいたします。

時計修理工房 近藤

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