今夜のメルマガは、時計修理工房の近藤が担当させていただきます。
よろしくお願い致します。
お客様、1月も下旬でございますが、いかがお過ごしでしょうか。
現在は、大寒の期間でございます。(1月20日~2月3日)
この大寒の期間を超えますと、ようやく温かさが増し、季節は春へと向かいます。
しかしこの大寒は、その名の通り、一年で一番気温が低いとされている期間、
今しばらく防寒対策を万全になさってください。
さて、本日はお時計の3大劣化をご紹介致します。
お時計は、経年的な劣化を避けては通れません…
圧倒的に多い劣化は、お時計の内部で使用される【機械油の劣化】でございます。
毎日ご愛用されているお時計はもちろんのこと、
ご保管いただいていて、現在ご使用されていないお時計につきましても、
じわじわと機械油が劣化していくものでございます。
機械油の劣化により、主に起こる症状は、
油が乾き、粘度が増すことで、機械に負荷が掛かり、遅れが発生致します。
(機械式、電池式のお時計、どちらにも共通する症状でございます。)
電池式のお時計は、動作を制御している回路に負荷が掛かりますと、
消費電流が一時的に高くなり、電池の消耗を早めてしまうことが特徴です。
改善にはオーバーホールの分解洗浄にて、機械油を新しいものに差し替える事が必要です。
次にご紹介する劣化は、【部品の磨耗】でございます。
10年間、ご愛用されているお時計があるとします、
このお時計は、単純計算で約3億秒もの時を刻んだ事になります。
【1時間=3600秒、1日=86400秒、1年=約3100万秒、10年=約3億1000万秒】
3億秒時を刻む為には、何百万回も歯車が回りますので、当然磨耗は避けられません。
先ほどご紹介致しました、機械油の劣化により部品を保護する役割でもある機械油が
劣化により減少しておりますと、本来のように保護できず、
部品の磨耗をより進行させてしまう場合もございます。
磨耗した部品につきましては、修復することができかねますので、交換が必要となります。
最後にご紹介する劣化は、【機密性の低下(劣化)】でございます。
お時計のケース(本体)は、【ガラス、ベゼル、ミドルケース(胴体)、
裏蓋】主にこの4つの部品で構成されておりまして、ケースの側面には、時刻操作を行うリューズや、
クロノグラフの操作を行うプッシュボタンが取り付けられております。
新品時はパッキン類がしっかり機能し、ケースに歪みなどが無い事から機密性は保たれております。
しかし、長らくご愛用頂きますと…
・裏蓋とケースの隙間に湿気がたまり、腐食する。
・リューズ、プッシュボタンなど外装の部品自体が劣化する。
・外装に衝撃が加わり、お時計に歪みが生じる。
などの理由から機密性が低下してしまいます。
機密性の低下=防水性の低下でございますので、軽視するわけには行きません。
改善にはパッキン類の交換、外装部品の交換が必要でございます。
ご紹介は以上でございます。
オールドタイプのお時計や、アンティークのお時計は部品の供給が少ない為、
修理及び、メンテナンスが、年々難しくなりますが、できる限り行わせていただけるよう
体制を整えております為、是非、私近藤までお問い合わせください。
お時計の修理及び、メンテナンスをお任せ頂ける際は、
〒451-0042
愛知県名古屋市西区那古野1-15-18
那古野ビル南館214の、本社窓口へ直接、お持ち込み頂く。
もしくは、弊社が用意する、
お時計をお預かりする為の【無料郵送パック】にてお願いをしております。
▼無料郵送パックの申し込みはこちらで承っております。
https://www.w-repair.jp/inquiry/
▼過去のメールマガジンはこちらでご覧いただけます。
https://www.w-repair.info/c/メールマガジン
先週のお便りでも取り上げましたが、
インフルエンザの流行は続いており、警戒が必要でございます。
早くお薬を服用致しますと、その後の症状が比較的、穏やかかと存じますので、
咳や喉の痛み、微熱がある場合は、悪化する前に診療をお勧め致します。
是非ご自愛くださいますようお願い申し上げます。
時計修理工房 近藤