| 件名 : | 第232号 :技術の結晶。 |
時計修理工房の近藤でございます。 いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。 今夜のお便りを差し上げます。 お客様、近頃、時間を計られませんでしたか。 料理の時間や、移動時間、手を動かした時間など、目的はさまざまかと存じますが、いかがでしょう。 最近ではスマートフォンが普及し、時間を計る時に、ストップウォッチ、タイマーなどのアプリにて、 容易に計測ができるようになり非常に便利でございます。アラームなども重宝なさるかと存じます。 時間を計りますと、何気なく過ごすよりも、時を体感することができますので、繰り返し行っている、 あるいは新たに始めることにかかる時間を考えてみますと、良い未来が見えるかもしれません。 さて本日は、腕時計のクロノグラフについてお話しさせていただきます。 クロノグラフは、ご存知の方も多いと存じますが、お時計に搭載されているストップウォッチ機能で、 時間を記するという意味でこのような名称で呼ばれております。 近年では、冒頭で申し上げました通り、ストップウォッチ機能が備わったスマートフォンの普及などで、 出番が少なくなりつつあるクロノグラフではございますが、開発された当初は、天文学などに大きく、 貢献した実績もございます。 機械式、電池式問わず、この機能が備わったお時計は存在し、非常に複雑な作りをしておりますので、 メカニカルで格好良い印象があろうかと存じますが、いかがでしょうか。 特に機械式のお時計は、歯車やその他の部品の噛み合いと、ゼンマイの動力のみで正確な時を計り、 文字盤上に表すことができることは、さまざまな技術が合わさった成果、結晶ということがよくわかります。 しかし、複雑故に部品点数が多く、機械の至るところが非常に繊細ということを忘れてはなりません。 衝撃が加わった際、針をスタート/ストップさせるボタンのレバー部品が折れてしまいましたり、 通常動作を行う部分と、クロノグラフ機能の接合面がズレることで、動作に影響する場合もございます。 また、部品点数が多ければ多いほど、修理やオーバーホールに要する時間と、工程が多くなることで、 費用も比例して高額となる傾向がございます。 そのため、現在クロノグラフが搭載されているお時計をご所有の場合は、今一度衝撃や、振動などには、 ご注意くださいますよう、お願い申し上げます。 もう一つ付け加えさせていただきますと、クロノグラフを動作させる動力も、ゼンマイでございましたり、 電池でございます。 通常動作に加えてクロノグラフを作動させますと、ゼンマイや電池の消費が早まるので、ご注意ください。 弊社は月に30本前後、クロノグラフのお手入れをさせていただいておりますので、複雑なお時計の修理、 メンテナンスもお任せください。 以上でございます。 最後までご覧くださり、ありがとうございました。 お時計にはクロノグラフ以外にも、アラームや、24時間計、ムーンフェイズや、ミニッツリピーターなど、 さまざまな機能がございますので、今度もご趣味や嗜好に合ったお時計と出会えますと幸いです。 ▼弊社の無料郵送パックの申し込みは、以下URLより承ります。 ▼過去のメールマガジンはこちらでご覧いただけます。 お客様、2月も下旬となりましたが、まだまだ厳しい寒さが続く予報でございます。 お身体が冷えませんよう、暖かくしていただき、ご自愛ください。 時計修理工房 近藤