第261号:タイミングを合わせる。

件名 :第261号 :タイミングを合わせる。
時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。 
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、近ごろ予定を早めたり、遅らせたりなさいませんでしたか。

例えば、お昼に混み合うお店は、落ち着いている時間に予約なさったり、
駐車場が埋まるショッピングモールへは、遅い時間に出かけたり、多々あるかと存じます。

小さなご選択が、大きな快適になるかと存じますので、今後もお客様のタイミングを大切にして、
お過ごしいただけますと幸いです。

さて本日は、オーバーホールの精度(タイミング)の調整についてお話しいたします。

お時計に搭載されている機械(ムーブメント)のオーバーホールは、分解、洗浄、注油、組み上げなどを実施し、
コンディションを整える作業でございます。

特に、手巻きや自動巻きなどの機械式の腕時計は、精度の調整を行いませんと、正確な動作は期待できません。

基本的には、テンプと呼ぶ、振り子の役割を担う部品に取り付けるヒゲゼンマイの長さを変えて調整しますが、
歯車の組み上げ方や、アガキ(歯車の噛み合いの遊び)、機械油の注油量により微妙に変化いたします。

どの技術者も可能な限り誤差がない状態を目指して調整を行いますが、機械式の腕時計は構造上の理由により、
(温度やお時計の姿勢差(角度)、重力や、部品の劣化)どうしても日差で数秒の誤差が発生いたします。

また、構造上の理由や、経年で変化するとしたら、遅れが発生するかと存じますので、この2点を加味して、
少し進みの状態に調整しています。

精度の測定は専用の機械で実施いたしますが、ご使用者様の腕の振り方や、ご使用環境、個体差などにより、
若干誤差の範囲が変わりますので、再調整も承ることが可能で、オーバーホール後の保証範囲として承ります。

腕時計のご使用中は、衝撃や振動が加わることがございましたり、磁気の影響などを受ける場合もございます。
誤差が大きくなってきたとお感じの場合は、一度ご相談くださいますようお願い申し上げます。

以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

10月上旬にメンテナンスを承りましたら、11月中旬ごろにお納めいたします。(1ヶ月半前後)
年末年始のタイミングでご使用をお考えの場合は、少し早いタイミングでお任せください。

▼弊社の無料郵送パックの申し込みは、以下のURLより承ります。
https://www.w-repair.jp/inquiry/

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時期尚早かと存じますが、この時期からクリスマス、お正月の動きが始まるところもございます。
混み合うときが、もっとも高値をつける傾向がございますから、ちょっと早めになさるか、
すこしご辛抱をなさると良いでしょう。また3ヶ月ほどしたら、良いお年を、とお伝えいたします。

時計修理工房 近藤

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