時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。
お客様、腕時計をうっかり、落としそうになられたことはございますでしょうか。
長くご愛用いただいているようでしたら1度は、手を滑らせたり、テーブルから落としそうになられるなど、
ヒヤリとしたご経験があるのではないでしょうか。
これまでお手伝いさせていただいたお客様の履歴を確認しますと、外される時よりも、装着なさる時の方が、
落下するリスクが高い傾向にございます。
破損の原因となりますので、そのような場面では、特にご注意くださいますようお願い申し上げます。
また、保管場所を変更したり、装着の際はソファや、カーペットの上で行うなどが落下時の対策になります。
さて本日は、落下や衝撃が腕時計に与える影響についてお話しをいたします。
現在、月に450本前後の修理をお任せいただいておりますが、その中でも1割ほどは衝撃や落下が原因で、
破損してしまったお時計でございます。(たくさんのお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。)
腕時計は基本的にステンレススチールなどの、金属製のケースが採用されているため、頑丈に見えますが、
その硬さが落下などの衝撃をダイレクトに内部機械へ伝えてしまいます。
そのため、コンクリートやタイルなどへ落としてしまった場合、機械を固定しているネジや、機械留め板、
また歯車などの軸が折れてしまい、動作不良となる事例が多くございます。
また、振り子の役割を担うテンプと呼ぶ部品に取り付けられた、ヒゲゼンマイの絡み、中心ズレなどにより、
動作の遅れ、あるいは進み方向への誤差が発生する場合もございます。
外装の当たりどころが悪い場合、ガラスが割れてしまいましたり、文字盤のインデックス(数字)や針が、
外れるなど、部品が破損する場合もございます。
そのほか、落下や、衝撃が加わった際につく、ケースなどへの傷につきましても破損の1つかと存じます。
改善には部品の交換や、機械の分解修理を行う必要があり、比較的大掛かりな作業となる場合もございます。
そのため、お時計への衝撃には特にご注意いただきたく、重ねてお願いいたします。
衝撃での破損は、火災保険、家財保険、携行品保険、損害保険、レジャー保険などが使用できる場合があり、
過去にも多くの方が、申請をなさいまして修理費用が賄われた事例がございます。
そのため、保険の申請をお考えの場合は、お預かり時の写真と、見積書を印刷してご郵送しておりますので、
お気軽にお申し付けくださいますようお願い申し上げます。
今後のために保険の補償内容を見直したり、新規で加入なさり、備えておくことも良いご選択かと存じます。
以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
革ベルトのお時計は、金属ベルトのお時計と比べ、装着時に落下するリスクが高いため、
Dバックルなどを活用するなどで対策して頂けますと、より安心感があるかと存じます。
Dバックルの装着をご希望の場合も、お気軽にご相談くださいますよう、お願い申し上げます。
(10,000円前後でお取り付けをご案内しております。)
▼弊社の無料郵送パックの申し込みは、以下のURLより承ります。
https://www.w-repair.jp/inquiry/
▼過去のメールマガジンはこちらでご覧いただけます。
https://watch-repair.net/
落ちるといえば、この時期は気持ちが沈みやすいとのことですが、
これは温度や湿度の変化によるものが多いそうです。
知っておくだけで、気が楽になればと思いまして、お伝えいたしました。
落とされた時計は、私たちにお任せください。
時計修理工房 近藤