| 件名 : | 第288号 :リューズやプッシュボタンの固着を防ぐために。 |
お客様、腕時計以外に修理やメンテナンスをご依頼なさった経験はございますでしょうか。
代表的なものは自動車や自転車、靴(くつ)や鞄(かばん)、ハサミな包丁などがございますが、
ゴルフのクラブや、テニスのラケットなど、スポーツ用品も比較的メンテナンスが必要と考えます。
ずっとメンテナンスせずに使い続けられるものは、さほど多くございません。
一定の期間で点検をしたり、必要に応じて修理することで、より快適にご使用いただけます。
最近は、どの分野でもご自身でメンテナンスをする道具、手順も見つかりますので、
趣味と実益を兼ねて、一度チャレンジしていただくと良いかと存じます。
車のオイル交換、タイヤ交換、ドアの内張りからスピーカー交換までできる、時計修理工房の近藤でございます。
いつも弊社のメールマガジンをお受け取りくださり、誠にありがとうございます。
さて本日は、日頃からできるお時計のメンテナンスや保護についてお話をいたします。
▼ご自身でお時計を綺麗にする。
毎日のご使用後、腕から外された後は、柔らかい布や、メガネ拭きクロスなどで
ケースや、裏蓋、金属製ストラップなどを拭き取りますと、いつも清潔な状態が保たれます。
汚れや汗が付着した場合は、石鹸水などをクロスに染み込ませて拭き取ることでおおよそ改善できますが、
防水性が無いお時計は、水や湿気の混入などにお気をつけくださいますようお願いいたします。
▼ベルト、ストラップの交換をする。
革ベルト、ストラップなどの交換も、ご自身で交換することが可能でございます。
(バネ棒外しと呼ぶ、専用の工具が必要になる場合がございます。)
最近では、ベルトの内部に固定を行う「バネ棒」が内蔵されており、指先で引っ掛けて
脱着、交換ができるものもございますので、そのようなベルトであれば比較的簡単に付け替えられます。
お洋服や、その日の気分でベルトのお色やデザインを変えるのとお時計をより楽しんでいただけると存じます。
▼時刻の調整をおこなう。
時報やインターネットで正確な時間を確かめて、秒単位で整える…最後になさったのはいつ頃でしょう?
また、使用頻度の低いお時計は、時刻だけでなく日付が合っていない場合もございます。
カレンダーの操作は、午後8時~深夜3時頃までは、歯車が噛み合っていますので、早送りしないように、
ご注意くださいますようお願い申し上げます。(カレンダーの操作禁止時刻でございます。)
リューズや、プッシュボタンの定期的な操作は固着を予防する効果もございます。
▼保管の環境も、大事です。
湿気や直射日光を避けていただき、ある程度、保護された環境で保管なさると良いでしょう。
また、長期間ご使用なさらない場合も、3週間に1回はゼンマイを巻き上げ、動作させていただきますと、
機械油のコンディションが保たれますのでお勧めいたします。スマートフォンのカレンダー、アラームも活用を。
※裏蓋の開封を伴う修理、メンテナンスは、工具や指先が接触しますと容易に破損する部分もございます。
そのため、専門の修理店にご依頼いただくことをお勧め致します。
動作精度(正確さ)や、内部状態の確認も定期的になさると良いでしょう。
大切なお時計を長くご愛用いただくためにも、3、4年に一度は内部の検査をご検討くださいませ。
以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
弊社はお客様のお時計の点検や修理のお見積もりを無料で実施いたします。
目では見えない、内部の状態に関心を寄せられましたら、ご相談をくださいますよう、お願い申し上げます。
▼弊社の無料郵送パックの申し込みは、以下のURLより承ります。
https://www.w-repair.jp/inquiry/
▼過去のメールマガジンはこちらでご覧いただけます。
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お客様、過去に何度も申しておりますが、お時計やご趣味をお楽しみいただけるのもお身体あってのことでございます。
また、部品とは違って、代わりがございませんので、引き続き大切にしてくださいますよう、お願い申し上げます。
時計修理工房 近藤