お客様、唐突で恐れ入りますが、産地を気になさったことはございますでしょうか。
食品や調味料、お洋服や生活必需品などには、原産国、生産国が表記されていることがございます。
特に、お魚やお肉などの生物や、旬の食べ物に関しては、気になさるのではないでしょうか。
鮮魚に関しては、日本船の漁獲か、海外船の漁獲かで、漁場の表記が異なるなどのルールがあり、
農産物の場合は、出荷地域や、生産期間が長い場所が原産地と記載されることが一般的でございます。
工業製品などに関しても条件がございますので、その点を踏まえてお品を選ばれるのもよいでしょう。
お買い物の際、値段や価値よりも、ストーリーを大切にしている、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンをお受け取りくださり、誠にありがとうございます。
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■本日は、スイス製(swiss made)の腕時計についてお話しさせていただきます。
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腕時計は、国産のセイコーやシチズン、カシオなどが有名で誇らしい気持ちではございますが、
高級時計となりますと、スイス製のロレックスやオメガが、思い浮かぶのではないでしょうか。
それもそのはずで、世界中の販売金額の約70%をスイス製の腕時計が占めているようでございます。
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なぜ、これまでしてスイス製の時計が多いのかと申しますと、歴史や地理が関係していると存じます。
遡ること16世紀前後のフランスでは、多くの時計職人の方たちが、宗教弾圧の影響を受けていたことで、
逃れるためスイスへと移住されました。
そのころは、スイスにつきましても宗教的な理由から贅沢が禁止されており、金細工の職人さんたちは、
お仕事を失っている状態でございました。
そこで、フランスから移動してきた時計職人の方たちと協力をして、お互いの技術を合わせた時計が、
発展していったと言われております。
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時計の製造自体は、アメリカや、ドイツ、イギリスなどでも盛んに行われていたようでございます。
しかし、永世中立国である、スイスは第一次、第二次世界大戦時において、敵、味方関係なく、
軍事用の時計を輸出することができ、精巧な造りは瞬く間に、全世界でスイスブランドを広めました。
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スイスはヨーロッパ中央部に位置する内陸国で、フランス、ドイツ、イタリアなどに囲まれており、
アルプス山脈と、ジュラ山脈が国土の約7割を占めています。
時計は、温度や湿度の変化に弱いため、温度差や降水量が少ない所が、製造に向いていると共に、
部品の洗浄には綺麗な水が必要でございますので、そのような要因が揃い、技術が発展いたしました。
また、隣接する国々に、豊かな列強国が多く、輸出し易い環境が整っていることも強みになっています。
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高い技術力や、豊かな自然環境は、日本も共通する部分があるのではないかと存じます。
冒頭で挙げました、国産メーカーも世界各国で、 japan madeブランドを広めていると確信しています。
以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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【近藤の一言】
スイスでは、swiss made表記を強化するために、
「腕時計におけるswiss名称の使用を規制する法令」が定められております。
腕時計の原産国のルールにつきましては、以下などの条件が設定されております。
1、ムーブメントがスイス製
2、ケーシング(ケースの機械を組み込む作業)をスイスで行うこと
3、スイスで最終検査を行うこと
4、製造コストの60%以上がスイス国内で支払われていること
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スイスメイドにストーリーがあるように、腕時計を選び、身につけられるお客様にもストーリーがあろうかと存じます。
そのお話しの続きを、ぜひお聞かせください。
時計修理工房 近藤