| 件名 : | 第374号:乾燥注意報。 |
お客様、近ごろ喉の乾きを感じていらっしゃいませんか? ご存知のことと思いますが、喉の粘膜の潤いが減りますと、 ウイルスを防御する膜が弱まり、感染しやすくなるようです。 特にインフルエンザなどは「湿度が低い場所」で生存しやすいと伺いました。 すこし寒くでも、たまに換気したり、安価でも加湿器を置かれると良いでしょう。 ちなみに、一度にたくさんの水分をとるよりも、少量を頻繁にとるほうが効果的で、 マスクをして湿度を保ったり、鼻呼吸を意識するとなおのこと良いそうです。 起床後はすぐに白湯を飲み、身体を温めながら、喉を潤している、修理工房の近藤です。 いつもメルマガをご覧くださり、誠にありがとうございます。 = ■本日は、腕時計の内部乾燥についてお話しいたします。 腕時計は、数十から、時に100以上の精密な部品が組み合い、 それぞれの役割を果たしながら、動作していることはご存知のことと存じます。 普段は見えない部分でございますが、日頃の環境や使用状況が僅かに変わるだけで、 内部の状態にも、少しずつ影響が生じると言われております。 特に、よく見受けられるのは、「内部の機械油」の乾燥です。 内部の機械(ムーブメント)には、各部品の摩耗を抑え、安定した精度を保つために、機械油が使用されます。 これらは、適量が適切な箇所に保たれることで、本体の性能を発揮されるように設計されていますので、 多くても、少なくても、正常に動作しなくなります。 また、長期間のご使用や、温度変化、湿度の影響などによって、機械油が乾燥したり、粘度が変化します。 機械油が乾燥しますと、まずは「動作の遅れ」や、「動作の進み」などが症状が現れます。 油が薄くなると摩擦が大きくなり、歯車の動きに抵抗が生じます。 僅かな差ですが、遅れたり、日差が安定しなくなることがございます。 次に起こりやすいは、「一時的な動作の停止」でございます。 内部の一部でも、動作が悪くなりますと、歯車どうしの力の伝わり方が不均等になり、やがて動作が停止します。 部品の摩耗などにより、噛み合い不良を起こして、動作が詰まるような症状が頻発いたします。 さらに症状が進みますと、「リューズの操作が重くなる」症状が現れます。 リューズは時刻合わせや、ゼンマイを巻き上げるための重要な部品ですが、その動きが重く感じられる場合は、 内部の乾燥や、部品の摩耗が進んでいるサインでもあります。 特に自動巻きのお時計では、巻き上げるための機構に負荷がかかりますと、 内部の比較的小さな部品が破損し、動作の停止につながる場合もございます。 潤滑が不足した状態での動作は、部品の摩耗する速度が早まります。 修理の際には交換部品が多くなって、費用も期間もかかることがございます。 交換できる部品であれば良いのですが、機械の基礎となるような、変えが効かない部品も中にはございますので、 なるべく、部品を傷めないように心がけていただきますと、お時計の寿命を長くすることができると存じます。 弊社ではメーカーと同様に、定期的なオーバーホールを4年前後に一度、実施されることをお勧めしております。 点検はお見積もりは無料でご提案させていただきますので、ご検討くださいますよう、お願い申し上げます。 以上でございます。 最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。 【近藤のひとこと】 先週お話しいたしました、ヒルシュの日本支社は、東京の代々木にございまして、 愛知県名古屋市では新美さんという、担当者さんが回られており、 3週間に1度ほど、弊社の窓口に新商品のご案内などをいただけます。 新美さんと、日頃のコミュニケーションを取る中で、東京の中野にある、腕時計の買取業者さんが、 弊社に興味をお持ちいただいていることがわかりました。 その業者さんとは、年内に一度ご挨拶をさせていただく予定で、今後、新しい展開があるかもしれません。 また、時期をみてご報告をさせていただきます。 ▼弊社の無料郵送パックの申し込みは、以下のURLより承ります。 ▼過去のメールマガジンはこちらでご覧いただけます。 お客様、ひとが自覚する「乾き」というのは、あまりアテにならないそうです。 喉が渇いた、お茶を飲みたい、と思うのは、だいたい手遅れだと伺ったことがあります。 それは日頃から、痛みや苦しみに慣れてしまった果てとも申せますし、お客様ご自身の辛抱強さ、 とも申せましょう。いま何も感じない、不便なさっていなくてもお水を口に含んでください。 何の意味があるのだろう、ということに意味がある。時計にも人生にも通じる気がしております。 またお便りいたします。 時計修理工房 近藤