第89号:電池の液漏れ。(電池が切れが原因です)

件名 :第89号:電池の液漏れ。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
今夜のお便りを差し上げます。


お客様、近頃ご家族やご友人との間で、電池についての話題は上がりませんでしたでしょうか。


「テレビのリモコンの電池が切れて交換を行った。」「単四電池の備蓄が無くなってしまった。」
「スマートフォンの充電の減りが早くなってきた。」「車検でバッテリー交換を勧められた。」
「モバイルバッテリーの充電をし忘れて十分な機能を発揮しなかった。」など話題は様々と存じます。


電池は、我々の生活に必要なありとあらゆる製品に使用されていますので、時にお話が出ると存じます。
また、その多くは、電池が切れたり不具合を起こした時が多いですね…


電池切れで困ることは多々ありますので、この機会にお手回りの品の電池残量のご確認をお願い致します。


さて本日は、近頃お問い合わせが多い、お時計に使用されている電池の液漏れについてご紹介を致します。
お客様も液漏れと聞いて、なんとなくご想像いただけると存じますが、いかがでしょうか…


液漏れは、頻繁に電池の交換をしないお時計に現れる事が多く、名称の通り内部の液体が漏れ出すことで、
機械を腐食させたり、青白い粉状の物が発生し、動作を物理的な負荷で止めてしまう症状でございます。


また、以上の症状は電池が切れた後、そのまま数ヶ月交換せずに放置しますと発生する事が多いため、
該当するお時計は、液漏れを起こしている可能性がございます。






上記の症状を防ぐ方法は、【コンスタントに電池の交換を行う】事に尽きます。
電池の寿命はお時計の消費電流の値により前後致しますので、2年のお時計もあれば5年のお時計もあり、
一概には申し上げられませんが、ご使用なさっているお時計の電池寿命はなんとなくお分かりと存じます。


例えば、2年前後で電池の寿命を迎えるのでありましたら、【切れる前もしくは、切れたらすぐに交換】、
を心がけていただけますと、電池の液漏れのリスクは最大まで引き下げることができます。




万が一液漏れを起こしていて修理が必要な場合は【オーバーホール】と呼ばれる内部機械の分解洗浄修理、
もしくは【ムーブメント交換】という内部機械一式の交換など、大掛かりな修理が必要になります。
費用はお時計により様々でございますが、少なくとも20,000円~30,000円は掛かります…


場合により、交換が必要な部品の生産終了に伴い、部品入荷が不可能で、再起できない場合もございますので、
ご購入から20年を超えるお時計の場合は、さらにご注意を頂きますようお願い申し上げます。




もしも、最近ご使用なさらない電池式のお時計がございましたら、液漏れをしているかもしれません。
動作が停止していないか、お時計の為にご確認をお願い致します。


また、お時計を長らくご保管なさるのでありましたら、電池を抜いていただくと良いと存じます。
弊社は電池交換、液漏れの修理、電池を抜く修理や作業を承りますので、ご入用でしたら是非お任せ下さい。
以上でございます。




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5月は早くも中旬となり、日中の気温は次第に高くなってまいりました。
水分補給を欠かさずに、ご自愛のほどお願い致します。




時計修理工房 近藤



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