第140号:電池を交換してから何年。

件名 :第140号:電池を交換してから何年。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、ゴールデンウォークが明けて、おおよそ1週間が経過致しますが、いかがお過ごしでしょうか。
お仕事始め等、何かとお忙しいと存じますが、その中メルマガをご覧くださり誠にありがとうございます。

しばらくはお忙しい日々が続くと存じますが、ご無理をなさいませんよう、ご自愛の程お願いいたします。

さて本日は、電池式(クォーツ)のお時計の電池寿命につきまして、お話をさせていただきます。

お客様の身の回りにも、電池式のお時計がお有りと存じますので、よろしければ以下をご覧いただいた上で、
お考えいただけますと幸いです。

▼一般的な電池式のお時計の電池寿命はどのくらいかご存知でしょうか。
ほとんどのお時計は、2年〜3年でございまして、機械によりましてはそれ以上持続するものもありますが、
多くは上記くらいで電池を消耗して、動作が停止するとお考えください。
※ただ電池が切れているだけでしたら、電池交換をすることで動作の回復ができます。

▼電池の寿命が短くなる。
しかし、長年お時計をご愛用いただいていますと、動作が停止するまでのスパンが、一年半、一年、半年と、
どんどん短くなってまいります。

▼症状の原因。
この症状の原因の多くは、お時計内部にある機械油が酸化して変質したり、揮発して減少するなどを起こし、
正常時よりも動作に負荷がかかるようになります。

それでも動作しようと機械が無理に動作することで、消費電流が高くなり、その結果、電池寿命が短くなる。
という流れでございます。

この症状が起こる、起こらないは【個体差】【ご使用方法】【ご使用環境】により様々でございますので、
一概にどのくらいで発生しますとはご案内できませんが、おおよそご購入から10年前後で現れます。

▼改善する方法。
まずは機械に発生している負荷を取り除く必要がありますので、オーバーホールなどの分解修理が必要です。
この作業のみで消費電流が元通りになり、症状を回復することがほとんどでございます。
※また、負荷により機械の動作を制御している回路が不良を起こし、同時に交換を要する場合もございます。

電池式の機械は、部品単品で供給がなかったり、構造上隅々まで分解できないなどの理由により、
機械そのものの交換が必要になる場合もございます。(ムーブメント交換)

お客様ご所有の、電池式の腕時計がすぐに電池切れを起こしてしまったり、遅れや一時的な動作の停止が、
発生している場合は、ただいまご紹介しました状態になっている恐れがございます。

弊社は、ブランド、メーカー、製造年、破損状況問わず、電池式の腕時計の修理を承ります。
お困りの際は、是非わたくし近藤までお問い合わせくださいませ。

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お客様、今週より気温が今までに増して高くなる予報でございます。
水分をこまめに取っていただき、脱水症状や熱中症には十分ご注意いただきたく存じます。
また、ご無理はなさらずご自愛くださいますよう、お願い致します。

時計修理工房 近藤

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