第155号:仕組みを知る。

件名 :第155号:仕組みを知る。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、8月も下旬でございますが、疲労は溜まっていらっしゃいませんか。

8月は気温が高くお身体に負担がかかりますし、連休開けは普段よりお忙しい日々を送られたことと存じます。
そのため、普段に増してイレギュラーなご対応などが増えることで、疲労も溜まっていらっしゃるかと…

また、新型コロナウイルスの予防等に多大なご配慮をいただいていると存じますので、精神的な疲れも、
発生しているのではないでしょうか。
もしもそのような場合は、ご無理はなさらず早めに、ご自身のケアをお願い申し上げます。

さて本日は、クォーツのお時計の仕組みについて、お話をいたします。

内部の機械には、水晶振動子と呼ばれる部品が搭載されており、この部品は一定の電圧を加えますと、
なんと、1秒間に32,768回の振動を生み出します。

この振動を感知してカウントするためのICという部品で、時間を正確に検知し、歯車を回すための、
ステップモーターに信号を送ります。

ステップモーターは、針を動かす為の歯車の列に動力を送り、機械式時計と同様の動き方で動作します。

具体的には、ステップモーターの回転は、【5番車】という歯車に伝達され、【4番車】を回します。

次に4番車は【3番車】に動力を伝え【2番車】を回し、2番車は【日の裏車】を回し、日の裏車は、
【筒車】を回す。(一般的にはこの6つの歯車で構成されており、これを時計輪列と呼びます。)

※番号ばかりで混乱してしまうと存じますが、詳しくお伝えするため、何卒ご容赦くださいませ。
4番車には【秒針】が、2番車には【分針】が、筒車には【時針】が取り付けられています。

先ほど申し上げました水晶振動子の振動数は、1秒間に32,768回でございます。
現在主流の、機械式時計の振り子である(テンプ)の振動数(往復回数)は1秒間8回でございます。

単純計算ではありますが、クォーツのお時計は、機械式のお時計の約4,000倍振動することになります。
この数値が多ければ多いほど、精度が良いとされていますので、クォーツのお時計がいかに正確か、
お分かりいただけるのではないでしょうか。(精度はお時計の正確さを表します。)

4,000倍というのは計算上のお話であり、実使用では振動や環境、温度の影響により精度は前後します。

水晶振動子、IC回路、歯車は長年ご愛用いただくことにより劣化や摩耗をすることもございます。
その影響により電池の消耗が早くなりましたり、動作に遅れが発生したり、低温環境で動作が停止する。
などの不具合が発生することもございます。

改善には、部品の交換やオーバーホールが必要であり、弊社でも承ることが可能でございますので、
お困りの際は、一度検査をさせていただきたく存じます。

お客様がお疲れになるように、お時計も疲れることがあります。
これをリフレッシュするために、私たち株式会社修理工房が、お手伝いをさせていただきます。

最後までご覧くださり、誠にありがとうございます。

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お客様、週末は全国的に気温が高まるようでございますので、熱中症などには十分にお気をつけいただき、
ご自愛くださいますよう、お願い申し上げます。

時計修理工房 近藤

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