時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。
お客様、道路を動物が横断しているところを目の当たりになさったとはございますでしょうか。
本社窓口がある名古屋市西区より数キロ離れますと、大小さまざまな河川や、田畑がございまして、
本日、亀さんが極めてゆっくりと、道路を横断していました。
夏が近付いてまいりましたので、田んぼに水が入りますと水辺に暮らす生き物が活発に動き出します。
お住まいの地域により生息する動物は様々と存じますが、ご移動の際は飛び出しなどにご注意ください。
さて本日は、ゆっくり動く腕時計のお話をいたします。
腕時計は正確に時刻を刻み、表示する道具でございますが、厳密には遅れ方向、進み方向の誤差が生じ、
時には時間を合わせ直す必要があるかと存じます。
電波時計の場合、自動で時刻合わせをしてくれますが、電池式は月に1回、機械式は週に1回程度
修正が必要になるのではないでしょうか。
不調の代表と申し上げましても過言ではない、遅れは、どのお時計にでも生じる可能性がございます。
その原因の多くは、「機械油の劣化、汚れ、乾き」が関係しています。
機械油は歯車をスムーズに回すための潤滑や、部品を保護する耐摩耗、湿気による錆びから守る防湿、
などの役割を担っており、1つでも欠けますと不具合の原因になり得ます。
毎日動作させても、停止させたままで保管しておいても、機械油は劣化、変質などを起こしますので、
メーカーは、4年前後で1度のオーバーホール(メンテナンス/分解掃除)を推奨されています。
弊社も同じように、上記くらいのスパンでのメンテナンスもしくは、点検などをお勧めしております。
遅れ方向、進み方向の誤差を無くして、腕時計を毎日快適にご使用いただくことも大切でございます。
メンテナンスを行いますと、機械油を常に良いコンディションにすることができ、部品が保護されます。
そうすることで、部品の寿命を極力遅らせ、大掛かりで高額な費用を要する修理を未然に防ぐことができ、
お時計の寿命を、最大限に引き伸ばすことができます。
押し売りはいたしませんが、遅れは腕時計の不調を知らせる重要なアラートでございます。
最近時刻合わせをするスパンが短くなったと、お感じになられた場合は、早めの修理をお勧めいたします。
このメールへの返信にて、ご質問、ご要望を承ることも可能でございますので、ご必要の際は、
お気軽にお問い合わせください。
以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
横断している亀さんを見かけると、どうしてもそのままにしておくことができず、渡りきるまで見守るか、
歩みが遅いようでしたら、轢かれぬように進行方向の端に渡しております。
最近は素手で触りますと、お互いによろしくないと思いますので、手袋を常備することを検討しています。
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お客様、時には必要以上にゆっくりとお過ごしいただいても良いかと存じます。
時計修理工房 近藤