第250号:部品の供給。

件名 :第250号 :部品の供給。
時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。 
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、生産が終わって入手できず、寂しい思いをなさったご経験はございますか。

例えば、お気に入りのお菓子、お洋服などのお召し物、またご趣味の道具やパーツ、あるいは洗剤など、
リピートしているものが挙げられると存じます。

余裕ができた時に買おうと思っていたものが、すでに販売終了していたり、リニューアルされることで、
好みのデザインでは無くなってしまうこともございます。

ロングセラー商品でさえ、リニューアルをされる世の中でございますので、そうでない商品が消えたり、
アップデートされて生まれ変わるのは仕方ありません。

「あれがよかったのに…」と思う場面は、わたくし近藤にも多々ございます。

さて本日は、腕時計の部品の供給についてお話しをいたします。

現在でも腕時計の部品を永久的に作り続けると宣言をしているブランドまたはメーカーは極めて少なく、
高級ブランドのお時計でも生産から25年から30年を経過した段階で、補修部品の製造が終了します。

国産のメーカーでございますと、早くて7年から10年で廃盤となり、その後は残っている在庫のみで、
修理の対応に当たり、部品が無くなった時点で受付も打ち切りとなります。

弊社のような一般の修理会社では、打ち切ることなく承ることが可能でございますが、
メーカーからの部品供給が終了していますと、部品販売を専門に行う部品商の在庫から入手したり、
海外から直接取り寄せるなどの手段を用います。

中には、交換が必要な部品が入手できず、互換性があるパーツなどで修理をご提案させていただいたり、
状態の良い中古の時計から部品を移植するなどのご案内をする場合もございます。

アンティークのお時計になりますと、部品の供給が無いことが前提となりますので、必要なパーツを、
作成して交換するなどの手立てをご提案させていただくこともございます。

部品の作成には時間もコストもかかりますので、アンティークがお好きなお客様は、あらかじめ部品を、
ご自身でストックなさっていたり、部品取りのお時計を保管なさる方もいらっしゃいます。

修理時にご提供いただけることもあり、技術者は「この部品があると助かる」と毎度感謝しています。

つきましては、お客様がご愛用いただいているお時計もいずれ、部品の供給が終了するなどに伴い、
修理やメンテナンスが、叶わなくなる場合もございます。

部品を傷めないようにするには、メーカーが推奨されているスパンでオーバーホールなどを実施して、
お時計のコンディションを保つことが有効かと存じます。

今後も大切なお時計の状態を時折り、気にかけていただけますと幸いです。

以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

弊社はメーカーにて受付が終了しているお時計の修理も承り、部品もお探しさせていただきます。
一度は諦めたお時計も、蘇生できる場合がございますので、是非一度お任せください。

▼弊社の無料郵送パックの申し込みは、以下のURLより承ります。
https://www.w-repair.jp/inquiry/

▼過去のメールマガジンはこちらでご覧いただけます。
https://watch-repair.net/

お客様、この時期はお時計のベルトの隙間に湿気が滞在しやすく、サビの原因にもなりますので、
湿度が高い日にご使用なさった場合は、拭き上げなどのお手入れをお願いいたします。

時計修理工房 近藤

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