こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。
お客様、見えないものに悩まされた経験はございますでしょうか。
最近ではコロナウイルスの脅威や、季節の変わる時期に発生する花粉、気圧の変化などが挙げられます。
その他、紫外線や、レントゲンの際に発生する放射線などもその対象になるのではないでしょうか。
しかし、人の目で直接確認することができないため、想定をしながら行動をするしかないと存じます。
どのくらい強くて、どのくらいの影響があるのかという指標を元に、対策をしていくということです。
お時計も人と同じように、磁気と呼ばれる、見えないものの影響を受けることがあります…
さて本日は、お時計に滞留することで動作に影響を及ぼす【磁気】についてお話をいたします。
【磁気】というものは、一般的には磁石の周りや、電流が流れると電磁石となり何かを動かすもの、
電流が流れる電線の周りに発生します。
磁気の強さは距離の2乗に反比例するため、発生元からお時計を遠ざけることで、影響を小さくできます。
※一般的な日常生活内にある磁石からは、5cm以上遠ざければ、ほとんど影響は無くなります。
アナログの電池式のお時計(クォーツ)内部には、ステップモーターと呼ばれる部品が存在します。
また、この部品には磁石が使用されています。
ステップモーターの回転に外部からの強い磁気が加わることで、正常な回転ができなくなり、動作不良、
動作の停止などの影響を及ぼしますが、磁気から遠ざけることで、動作は改善します。
※お時計の内部に磁気が滞留することで、継続して動作不良を起こす、これを【磁気帯び】といいます。
また、機械式のお時計も磁気を帯びることがあり、歯車の先端など尖った部分に滞留することが多く、
その影響は、クォーツ同様、動作の遅れや進み、最悪の場合動作が停止してしまいます。
以下は、どのような製品に気をつけていれば、磁気の滞留を防ぐことができるのかご紹介いたします。
冒頭でもご紹介したように、磁石を使用する製品がほとんどでございます。
【携帯電話、スマートフォン、マイク、ヘッドフォン、スピーカー、パソコン、バックの磁石、
健康磁気製品(ブレスレットなど)、IH調理器、電気かみそり】などでございます。
磁気は、専用の機械で除去することが可能でございますが、強い磁気が滞留している場合には、
お時計の分解を行い、部品1つ1つ対応する必要がありますので、オーバーホールなどの分解修理を、
前提とする修理が必要となります。
最近遅れ、進みが気になられている場合は、もしかしますと磁気の影響を受けているかもしれません。
簡易的に磁気を除去する作業でございましたら、2,000円前後(作業期間7日間前後)で承りますので、
点検をご希望の場合は、是非お問い合わせください。
以上、磁気のお話しでございました。
冒頭でお話ししました、紫外線につきましては、肌はもちろんのこと、眼球も日焼けいたします。
近頃はアスファルトなどからの照り返しの影響が大きく、帽子を着用いただいても影響があります。
そのため、サングラスなどを着用いただくなど、眼を守る対策もご検討下さいませ。
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お客様、日本近海には台風が発生しており、今後の進路が日本に接近するようで、心配しております。
大きな気圧の変化でお身体の調子が優れないことがございましたら、無理をなさらず、ご自愛下さい。
時計修理工房 近藤