第163号:お時計の乾き。

件名 :第163号:お時計の乾き。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、先週末より外気温が急激に低下していますが、お身体の調子に変化はございませんか。

気温が下がるにつれて、暖房器具を利用なさることもあろうかと存じますが、その器具の多くは、
水蒸気を発生させないため、室内の湿度が下がってしまいますので、ご注意ください。

1時間おきに換気を行なうことで、外気の湿気を取り入れ湿度の調整をなさったり、加湿器などの、
製品をご利用いただくことで、乾燥への対策を実施いただきたく存じます。


さて本日は、お時計の乾燥(乾き)について、お話をさせていただきます。

お時計の内部には、一般的に機械油と呼ばれる潤滑を促す役割の油が1種類〜4種類使用されています。

振り子などの比較的高速に動作する部分や、ゼンマイなどの力が加わる部分など、機械の要所ごとに、
使用する機械油を使い分けることで、お時計を正確に動作するように調整しています。

この機械油は、コンディションや、油量が極めて重要となり、変質や乾きなどで動作の遅れや進み、
場合によりましては、停止などの症状を引き起こします。

乾きにつきましては、お時計をご使用いただいても、止めて保管をいただいても起こり得ます。
しかし、頻繁にご使用いただくお時計の方が、機械油の乾きによる減少や、劣化、変質が早いことを、
付け加えさせていただきます。

機械油のコンディションや油量が正常に保たれる期間は、新品の状態から3年〜4年前後でございます。
そのため、上記の年数ごとにオーバーホール等のメンテナンスの実施を各メーカーが推奨なさっています。

弊社も同期間でのメンテナンスを推奨いたしますが、お時計の状態によりますのでまずはお預かりし、
様々な検査を行い、確実な見解でお見積もりをご案内するスタンスでご提案をしております。

(ゆえにオーバーホールの必要がないと回答を差し上げる場合もございます。)

中には、10年や15年、ノーメンテナンスで正確に動作し続けるお時計も、個体差により存在しますが、
頑張って動作しているお時計が8割ほどです。

機械の基礎となる部分が摩耗したり、破損してしまいますと、一生ご愛用いただけるお時計についても、
力尽きてしまう恐れもございます。

機械油のコンディションを良い状態に保っていただけますと、お時計を、より長くご愛用いただけますので、
定期的なメンテナンスを推奨いたします。

以上でございます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

冒頭でも申し上げましたように乾燥は、お身体より水分を奪いますので、換気も重要でございますが、
水分の補給も心がけていただきたく存じます。
お時計の保湿(機械油の状態維持)は弊社にお任せください。


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お客様、気温が低くなりますと肩や腰などに無意識に力が入ることで、「凝り」の原因となります。
ご無理はなさらず、疲れを癒しながら日々の生活をお送りください。

時計修理工房 近藤

この記事を書いた人