第49号:お時計の夏バテ(腕時計、暑さによる不具合)

件名 :第49号:お時計の夏バテ
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
今夜のお便りを差し上げます。


お客様、梅雨が明けた地域も多く、ジリジリと焼けるような暑さで、お身体の調子を悪くなさっておりませんか。
もしも体調がすぐれない場合は、ご無理をなさらず、お大事になさってください。


さて本日はお時計のご使用環境(外気温)についてお話しを致します。
宜しくお願いします。


お時計は人と同じように、【極端に暑い場所】、【極端に寒い場所】に弱い事をご存知でしょうか。


もちろん上記のような環境に耐えうるお時計もございますが、
全てのお時計がそうではございません…


お時計をご使用頂く適正温度(外気)は、おおよそ10度~40度と言われており、
この適正温度を超えますと、本来の性能が発揮出来ない事がございます。


例えば、非常に寒い場所ではお時計の内部で使用される機械油が冷えることで粘度が高くなり、
抵抗になることで動作の遅れが発生したり、
電池式のお時計は動作を制御している回路が寒さにより停止することもございます。


日差しが照りつけるお車の室内などにお時計を保管なさいますと、
お時計の内部で使用されている機械油が温まることにより粘度が低くなり、(寒い状況とは真逆の症状)
本来機械油が塗布されている箇所から流れてしまい、本来の性能が維持できなくなってしまいます。


電池式のお時計などは暑さで精度不良を起こしてしまいましたり、
電池が膨張してお時計に大きなダメージを与えてしまう事がございますので、
暑い車内での保管は避けて頂きたくお願い申し上げます。


余談ですが、お車に備え付けられたデジタル時計の多くは、進みの症状が発生致します。
これは、暑さによる精度不良が発生している証拠でございます。


※お車によりましてはカーナビなどと連動しており、
時刻がズレないお時計もございますので一概には言えません…


以上でございます。


暑さによるお時計の不具合はオーバーホールなどを含む、
大掛かりな修理が必要になる場合もございます。


お時計を快適に、より長くご愛用頂く為にも夏の暑さにはお気をつけください。


もしも、現在精度不良が発生しており、暑い環境でご保管された心当たりがある場合は、
一度点検をお任せ頂きたく存じます。




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しばらくはこの暑さが続きます…
毎度申しておりますが、水分補給を欠かさず熱中症にはお気をつけください。


体調が優れない場合は、ご無理をなさらずご自愛ください。


時計修理工房 近藤

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