第64号:台所のサビ(お時計に発生するサビの話)

件名 :第64号:台所のサビ
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
今夜のお便りを差し上げます。


お客様、お時計をご購入された際に裏蓋にシールが貼られている場合は、剥がしてご使用なさいますか?
それとも、剥がさずにご使用なさいますか?、ご購入から間も無い頃は特にお時計の傷が目立ちます為、
保護の為にもシールを貼りっぱなしにしたいお気持ちは十分に理解できますが、実はお時計の防水性能を、
低下させてしまう原因にもなりますので、本日ご紹介させて頂きたく存じますが、よろしいでしょうか。


お時計の保護シールは、お客様のお手元に渡るまでの間に、傷がつかないように貼られていると存じます。
実際にご使用される際に、貼り付けたままでご使用頂きますと、汗などの湿気、皮脂や汚れが溜まり始め、
しばらくすると錆が発生し、錆が進行しますと裏蓋やケースとの隙間が腐食が発生、気密性が低下します。


SEIKOのメーカー技術者に教わったことですが、ステンレス素材のお時計は表面が酸素と触れることで、
表面に【酸化被膜】が発生し、この【酸化被膜】によって錆や腐食への耐性ができるようでございますが、
汚れや、皮脂、湿気が滞留することで酸素に触れない状態となりますと、【酸化被膜】が壊れてしまい、
錆への耐性が無くなってしまうようでございます。


身近な環境で例えますと、台所などで使用されているステンレスのシンクに長期間お皿や、コップなどを、
置いたまま保管されますと、接地面に錆が発生しているなどの症状と同じ原理でございます。


汚れを溜めない為には、よろしければ裏蓋のシールを剥がして頂き、柔らかい乾いたナイロンブラシや、
動物製のブラシなどで時よりブラッシングしていただけますと、綺麗な状態が保てると存じます。


毛が硬いブラシでブラッシングを行いますと、お時計に傷が付く原因となりますので、ご配慮ください。
また洗剤や、冷水、温水などを使用しながらブラッシングしますと、水分が混入する恐れがございます。
くれぐれも乾いたブラシで行なって頂きますようお願い申し上げます。


それでも裏蓋を保護されたい場合は適切な頻度でシールを交換されたり、こまめにブラッシングなどの、
お手入れを心がけていただけますと、良いと存じます。


弊社はお時計の洗浄などのクリーニング作業も承ります為、汚れを気にされているなどございましたら、
是非お任せ頂きたく存じます。


【メンテナンスパックにつきまして】
弊社のメンテナンスパックのご案内は、現在サービスの登録システムのテストを行っております為、
間も無く準備が整います。


お申し込みより長らくお時間をいただき申し訳ございませんが、今しばらくお待ちくださいますよう、
何卒お願い申し上げます。


▼弊社の無料郵送パックの申し込みは、以下URLより承ります。
https://www.w-repair.jp/inquiry/


▼過去のメールマガジンはこちらでご覧いただけます。
https://www.w-repair.info/c/メールマガジン


▼弊社の口コミ、評価をお願いしております。
星の評価は、平均【星4つ】以上を目指し、日々努力しております。
お済みでない場合は、是非評価の程お願い申し上げます。
https://goo.gl/maps/4zAL6NQXd7m


11月も中旬となり、最低気温が10度を下回る地域も多くございます。
昼間との寒暖差にお身体の調子を崩されませんようご自愛ください。


時計修理工房 近藤


この記事を書いた人

アバター

時計修理工房