第110号:理想の日差。(腕時計の精度のお話)

件名 :第110号:理想の日差。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。 
今夜のお便りを差し上げます。


お客様、近頃心が躍るような出来事は、ございませんでしたか。
今まで行なって来た物事に結果が出て嬉しい時や、将来取り組む事で目標を持って期待する時など、
その瞬間は人それぞれ、また様々と存じますが、明るいお気持ちになる事は良いことと存じます。


私は昨日、H様(イニシャルで申し訳ございません。)よりお電話で、
「アドレスを変更した後からメルマガが届かないので、再登録をしたい。」とご連絡をいただきました。
ご連絡くださり、誠にありがとうございました。


このように仰っていただける事は本当に嬉しいことで、しばらくお受け取り頂けることへの喜びと共に、
メールアドレスを変更できるシステムが導入できていない事に対する、反省をしていました。
近々、再登録が簡単にできるようにシステムを変更いたしますので、今しばらくお時間をください。


お客様につきましても、いつもお受け取りくださり、誠にありがとうございます。




さて本日は、お時計の理想の日差についてお話しをいたします。


先日オーバーホールを行わせていただきましたお客様より、「1ヶ月で3分くらい進むので困る」という、
お問い合わせをいただきました。


ロレックスのお時計でございましたが、1ヶ月で3分でございますと、1日あたりの誤差(日差)は、
+6秒前後となりますので、正常の範囲内とご説明をして、ご納得いただけました。


現代は、精度の良いクォーツ時計や、スマートフォンなどの常に正確な時刻を受信し続けるシステムが、
様々な場面で使用されていますので、日差がそのお時計にとっては正常でも、正常では無く見えるのは、
当然と考えています。


一般的な3針タイプのクォーツ時計は、月差±15秒前後が平均的な精度に対し、3針タイプの機械式時計は、
日差-15秒~+25秒前後が平均的な精度となり、【月差】と【日差】で表される時点で大きな差がございます。


では、精度の高い機械式のお時計はどうでしょうか。
高精度なムーブメント(機械)を認定する規格として、スイスのクロノメーター検定協会(COSC)が定める、
クロノメーター規格というものが存在します。


これは、厳正な検定で、様々な姿勢(お時計の角度)や気温の中で15日間にわたる検査を行います。
その認定基準は、この期間の平均日差が、-4秒~+6秒以内と大変厳しいものでございます。


スイスで製造されるお時計は高精度、高品質で知られていますが、この認定を受けたムーブメントは、
全体の3%前後と言われていますので、いかに凄いものかご理解いただけると存じます。


この説明あって、日差+6秒以内が、いかに良い精度かお考えいただけますと幸いです。


一般的な機械式のお時計なら、オーバーホールなどのメンテナンス直後、遅れであれば日差-5秒、
進みであれば+20秒程度が正常範囲内ですので、この範囲内なら問題ないと思っていただきたく存じます。
(※メンテナンス後の精度調整では、遅れでは無く、進みの精度に調整をしています。)


お時計の精度は、機械内部の油の状態や、ご使用環境、ご使用方法(状況)により誤差が発生したり、
部品の摩耗具合、経年による金属疲労などにより、新品時のような精度が求められない場合もございます。


もしも精度不良にお悩みでございましたら、点検だけでもさせていただきますので、お申し付けください。




以上でございます。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。




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週末は全国的に雨の予報でございます。
湿度は上がり、気温は低下しますのでお身体の調子を崩されませんよう、
ご自愛の程お願い申し上げます。


時計修理工房 近藤






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