第237号:NICT JST CLOCK

件名 :第237号 :NICT JST CLOCK
時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

◯◯様、近頃、時計の調整をなさいませんでしたか。

電池式の時計は極めて正確でございますが、月差数秒の誤差が出ますし、電波時計でも電池残量が、
少なくなりますと、受信不良を起こし正確に動作しなくなることがございます。
機械式のお時計は申し上げるまでもなく、1日で数秒の誤差が発生いたしますので、都度修正が必要です。
そのような場面では、時報などで正確な時刻を調べていただき、調整なさるかと存じます。
現在はスマートフォンや、パソコンなどにも正確な時刻が表示されていることが多くございまして、
以前よりも簡単に合わせることができますので、重宝しております。

今日は腕時計ではなくて、時間の精度がたかい仕組みを話題にさせてください。
NICT(情報通信研究機構)は、情報通信分野を専門とする日本で唯一の公的研究機関でございまして、
さまざまな情報を発信されていますが、その中でも有名なのが、JST CLOCK でございます。
こちらは、日本の標準時が確認できるサイトでございます。確認している端末が「標準時から、
0.2秒ほど、遅れています。」などの誤差まで表示される非常に正確な性能を持ち合わせています。
ちなみに世界共通の標準時刻は、各国にある原子時計と呼ぶ装置の平均を計算して導きだされています。
(セシウム原子が吸収するマイクロ波の振動数を利用し、3000万年に1秒の誤差と、驚愕の精度です。)
日本の標準時は、この世界標準時刻から誤差を差し引いて定められており、たいへん正確でございます。
しかし、NICTは光格子時計と呼ぶ、1000個の原子の振動数を読み込み平均を出す装置を使用しており、
その精度は、300億年に1秒の誤差と言われております。

この原理は、2001年に東京大学の教授である香取氏が提案し、2005年に実現したと伺っております。
光格子時計は重力も密接に関わるようで、この技術を応用すれば火山の噴火や地震などの観測もできる、
とされており、現在も研究を続けられているようでございます。
NICTのJST CLOCKのサイトURLは以下でございますので、ご興味がございましたら是非ご覧ください。


電池式のお時計、機械式のお時計に関わらず、動作の遅れは不調のサインになっていることもございます。
気になる症状がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

以上でございます。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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操作をなさる場合は、短針を12時位置から遠ざけていただき、実施ください。

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お客様、先日もお話させていただきました花粉は、4月よりヒノキに移り変わるようでございます。
花粉症はお身体の調子にも影響しますので、引き続きご自愛ください。

時計修理工房 近藤

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