お客様、唐突ですが算数の「九九(くく)」は、どの段がお苦手でしょう?
(読みに迷う漢字には、かなを添えたり、ひらがなで滑らかに行けるようにしてます。)
「九九(くく)」は、日本の小学校で習う掛け算の基本で、1から9までの乗算表。
中でも、最も難しいのは「7の段」という声が多いそうです。
例えば3の段は、3、6、9、のようにリズムよく進みますが、7の段は、7、14、21と、
不規則に感じることが1つの要因ではないかと考えます。
また、2の段や5の段は日常の奇数、偶数やお金の5円、10円などと結びつきやすく、
3の段も割と早く覚えられますが、7の段はあまり日常で使う機会がないため馴染みにくいです。
その他には、6の段と8の段が混合しやすかったり、数が大きくなると間違えやすいと存じます。
いまも苦手で、だいたい七の段では計算機を取り出す、修理工房の近藤でございます。
メールマガジンをご覧くださり、誠にありがとうございます。
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■今日は、ぜひ覚えていただきたい時計の症状、違和感についてお話します。
腕時計は精密機械でございます。
どんなに高価なお時計でございましても、使い続けるうちに摩耗や劣化が進みます。
「まだ動いているから大丈夫」と思っていても、実は時計が発しているSOSに気づいていないことも。
本日は、「このような症状が出たら、注意した方が良い」ポイントをお話しいたします。
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▼【1】針の動きが不規則になる。
お客様のお時計は、秒針が飛び跳ねるような動きをしていませんか。
あるいは、動きが遅くなったり、止まったりする症状は見受けられませんか。
クォーツの時計なら、電池切れのサインかもしれませんが、交換をしても症状が改善しない場合は、
内部の歯車や、機械の動作を制御している回路に問題が発生している可能性もあります。
機械式の時計の場合も、ゼンマイの劣化や歯車の摩耗により、針の動きがぎこちなくなることがあり、
このような症状をそのままにしますと、さらなる故障に繋がる可能性があるため注意が必要です。
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▼【2】時間のズレが大きくなる。
時計は多少の誤差が生じるものですが、明らかにズレが大きくなった場合は注意が必要でございます。
クォーツ時計の場合、電池残量が少なくなっているか、内部の回路や電子部品の劣化が原因の可能性があり、
改善には、オーバーホールや内部部品の交換が必要でございます。
機械式の時計では、オーバーホールを長期間していない場合、潤滑油が乾燥して歯車の動きが悪くなり、
動作の精度(正確さ)に不良が生じます。
特に、日差(一日の誤差)が【15秒以上】大きくなりましたら、点検をお考えいただきたく存じます。
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▼【3】ケースや風防に結露が発生する。
腕時計のガラス(風防)や文字盤に曇りや結露が見られたことがございませんか。
これは、時計内部に湿気が入り込んでいる証拠でございます。
湿気は時計の大敵。金属部品のサビや電子部品のトラブルを起こす要因です。
一度入り込んだ水分は簡単には除去しきれないため、早急に乾燥などの対処が必要になります。
特に、防水性のある時計でございましても、経年劣化によりパッキンが弱っていると気密性が失われ、
湿気が混入する場合がございますので、注意が必要でございます。
「曇ってもすぐに消えるから大丈夫」と思わずに、早めにお近くの修理店で検査をお願いいたします。
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▼【4】リューズやプッシュボタンが固くなった。
操作を行うリューズやプッシュボタンが、回しにくくなったり、固くなったことはございませんか。
リューズは内部機械に直結する重要な部品であり、長年のご使用で内部の潤滑油が劣化を起こしたり、
チリやホコリが混入しますと、動きが悪くなることがございます。
また、防水性のあるお時計の場合、パッキンが劣化したり、潤滑のためのシリコンが乾くことで、
操作が重く感じることも考えられます。
無理に操作をすると、内部の部品を損傷する恐れがございますので、違和感をお覚えになられた場合は、
早めに点検をお勧めいたします。
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▼【5】異音がする。
普段が聞こえない「カチカチ」、「カラカラ」、「ゴロゴロ」といった異音が発生した場合は、
内部で異常が起こっているサインかもしれません。
機械式の腕時計であれば、ゼンマイや歯車の噛み合わせが悪くなっていたり、
部品が外れている、などの症状が発生している場合がございます。
クォーツのお時計の場合は、部品の緩みや、回路のトラブルが考えられます。
また、お時計を振ると違和感を感じる場合は、ネジの外れ、部品の破損の可能性がございますので、
放置せずにすぐに点検に出していただけますと幸いです。
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腕時計は、とつぜん故障するより、少しずつ劣化した結果、悪くなることが多くございます。
早めに異常に気付き、適切なメンテナンスをすることで、長くご愛用いただくことが可能です。
今回ご紹介したような症状が出た場合は、弊社でなくても結構ですので、時計修理店にご相談ください。
大切なお時計を末長く使うためにも、定期的な点検とメンテナンスを心がけていただきたく存じます。
お客様もお時計も今一度様子を確認していただきたくお願いいたします。
すでに修理を修理やメンテナンスを実施したばかり、現在お任せいただいているということでしたら、
行き違いでございますので、悪しからずご了承くださいますようお願い申し上げます。
(誠に申し訳ございません)
以上でございます。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。
【近藤のひとこと】
▼冒頭の話題に戻りますが、九九の中でも7の段が苦手だったという方は多いかもしれません。
普段あまり使わないからこそ、気づけば忘れてしまうものでございます。
実は時計のメンテナンスも同じで、まだ動いているから大丈夫と思っているうちに、
不調のサインを見逃してしまうことがございます。
時には、7の段を思い出すように、お時計の調子も振り返っていただけますと幸いです。
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大人になれば、九九なんて知っていて当然と思われるかもしれませんが、
なんのためになるかも分からないまま、必死になってお覚えになった過去が今に繋がります。
きっとお客様のお暮らし、お仕事にも、いつか役に立つことがあるかもしれません。
誰にも褒められなくても、十分にご立派でいらっしゃると思います。
時計修理工房 近藤