| 件名 : | 第394号:無意識のサイン。 |
お客様、これまでの日々、ふとしたタイミングに「流れ」や「直感」を感じたことで、 良いご縁を引き寄せられたご経験はございますでしょうか。 人との出会いはもちろんのこと、長くご愛用なさっている道具や持ち物との間にも、 言葉だけでは説明のできない結びつきを感じる瞬間がございます。 なんとなく気になり連絡を取ったお相手から、素晴らしいお知らせが舞い込んだり、 ふと立ちとまったことで、難を逃れたりと、直感が導く巡り合わせもそのひとつかもしれません。 不思議な巡り合わせでご縁を感じることが多い、修理工房の近藤より今夜のお便りを差し上げます。 = ■本日は、お時計が不調を知らせるサインについてお話しをいたします。 お客様からお時計をお預かりする際、このようなお話を伺うことがよくございます。 ・「そろそろメンテナンスに出そうかなと思っていたら、急に調子が悪くなって」 ・「お店に相談しようと思った矢先に、パタリと止まってしまったんです」 まるでタイミングを見計らったかのようですが、私はこれを単なる偶然の出来事ではないと考えます。 機械式時計は、毎日腕に装着してリューズを回し、時刻を確認する「実用品」でございます。 長くご愛用いただいている持ち主は、そらくご自身でも意識なさらないレベルで、 そのお時計の「正常な状態(基準)」を、感覚として覚えられておらっしゃると存じます。 そのため、内部の油が劣化したり、歯車の動きに微かな抵抗が生じ始めると、 ゼンマイを巻く指先の感触や、自動巻きローターの微細な振動に違和感を感じることがございます。 あるいは、チクタクという音の響きに、ごくわずかな変化が現れ、聞きなれない感じがいたします。 「急に壊れた」のではなく、お客様ご自身がその「僅かな違和感」を無意識のうちに察知し、 「そろそろメンテナンスの時期かもしれない」とお考えになっていた可能性はないでしょうか? そこには、時計が単なる機械や道具ではなく、時間を共にする相棒として大切に扱われている事実があり、 修理に携わる者として大変嬉しく思います。 もし今、お手元のお時計に対して、明確な不具合とまではいかなくとも、「なんとなく以前と感触が違う」、 といった違和感を覚えることがございましたら、的確なサインかもしれません。 どのような些細なことでも構いませんので、お気づきの際は、私近藤までお気軽にご相談ください。 以上でございます。 最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。 【近藤のひとこと】 現代はさまざまなことがデータや数値で可視化できる時代ですが、 時計修理の第一歩は、アナログな「人間の感覚や、ニュアンス」から始まります。 お客様が長年のご愛用で培われた「指先や耳の感覚」は、 決して数値化できない、非常に精度の高いデータです。 その違和感を私どもへお伝えいただくことは、 修理の糸口を見つける上で重要な手がかりとなっております。 誠にありがとうございます。 ▼国内新品のお時計を2割引で販売する取り組み。 ※この試みは、いったん4月中に区切りまして、今後は「修理のご相談、ご依頼時」などに 機会をいただきたいと存じます。近日中に、改めてご報告させていただきます。 これまでお納めさせていただいたお時計は以下の通りでございます。 ・IWC[IWC358312]http://bit.ly/4apw6Qp(Google検索) ・パネライ[PAM01087]https://bit.ly/4rhphGw(Google検索) ・SEIKO[SDKV007]https://bit.ly/4kxm3fv(Google検索) ▼弊社の無料郵送パックの申し込みは、以下のURLより承ります。 ▼過去のメールマガジンはこちらでご覧いただけます。 お仕事においても「なんとなく引っかかる」「いつもと違う気がする」という無意識の直感が、 大きなトラブルを防いだり、良い方向にお話が進むこともあったかと存じます。 ご経験が裏付けるご自身の感覚は、時に道しるべになるということ。 それは、お仕事の手順をご存知であること以上に価値があると思う今日この頃です。 お身体の違和感にも、素直に耳を傾けていただき、健やかな日々をお過ごしください。 また近藤より、お便りいたします。 時計修理工房 近藤
