第211号:時計回り。

件名 :第211号 :時計回り。
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、唐突で恐れ入りますが近頃、交通渋滞に遭遇なさいませんでしたか?
年末にかけて、至るところで道路の補修工事や、交通集中により渋滞が発生するようになります。
ゆっくりお待ちいただくのも良いですし、回り道をしていただき、少しでも早く目的地に辿り付く、
工夫をしていただいても良いかと存じます。
その際は、慣れない道を通られることもあろうかと存じますので、交通事故などのトラブルには、
お気をつけくださいますよう、お願い申し上げます。
年末にかけては更に、お忙しくなさる方が増える傾向にございますので、ご移動の際には、
ご注意ください。

さて本日は、時計回りにつきまして、お話をさせていただきます。
なんとなく「時計回りに回してください」など、説明をする時などに使用する言葉がございます。
この時の回転方向は、【右回転】と認識されていると存じます。
ではなぜ、時計回りが右回転となったかと申しますと、遡ること紀元前4000年頃のお話となります。
人類最古の時計は、日時計とされており、その頃エジプトでは、地面に対しまっすぐに投影棒を立てて、
影の位置や長さでおおよその時刻を読み取っていました。
これが日時計の始まりであり、また太陽が東から上り、西に沈む際、影の回転方向が右回りのため、
現在でも時計の針は、右回転という認識となっております。

特別な条件で、時計の秒針が逆方向(反時計回り)に動作することがございますのでお話いたします。
機械式のお時計の場合は、長らくご使用いただきますとゼンマイが切れて、動作が停止することがあり、
その時に、正しく動作する方向に力が掛からなくなることで、お時計本体を振った際に秒針がしばらく、
逆回転することがございます。
この症状は、ゼンマイ切れが原因の為、交換が必要でございますが機械をある程度分解する必要があり、
オーバーホール前提の修理を要します。

電池式のお時計の場合は、ステップモーターと呼ばれる、針を動作させる為の部品の逆転防止機能が、
故障することで、反時計回りに動いてしまうことがございます。
この症状は、電池を何度か外したり、取り付けたりすることで改善することがほとんどでございますが、
改善しない場合は、内部部品の交換を伴う、機械の分解修理が必要となります。
どちらの症状でも、修理することが可能でございますので、もしも発生してしまいましても落ち着いて、
お近くの修理店にお持ち込みいただければと存じます。
もちろん弊社でも修理を承りますので、お困りの際は、是非ご用命くださいますようお願いいたします。
以上でございます。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。
冒頭で申し上げました、渋滞時の回り道でございますが、急がば回れという言葉の通り、遠回りの方が、
早く目的地に着く場合もございます。

近年では、渋滞状況をインターネットでお調べすることが可能でございますので、是非ともご活用いただき、
少しでもご負担がかからないように、ご移動いただけますと幸いです。

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お客様、季節の変わり目は、お身体の調子を崩しやすい傾向がございますので、
ご無理をなさらず、ご自愛くださいますよう、お願い申し上げます。

時計修理工房 近藤

この記事を書いた人