第218号:寝返り

件名 :第218号 :寝返り
こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。
いつもメールマガジンに目を通してくださり、誠にありがとうございます。
今夜のお便りを差し上げます。

お客様、唐突な質問で恐れ入りますが、人は一晩で、何回ほど寝返りを打つかご存知でしょうか。
大人の場合は平均20回ほどで、子供の場合はそれ以上と言われており、この回数が極端に少ないと、
疲れが残ったり、十分に睡眠をしてもスッキリしないというような状態になるようでございます。
寝返りは、体への負担を分散する大切な役割を担っており、少ない場合は一部に力が入った状態となり、
肩や、首、腰などにコリや、倦怠感が残ります。

マットレスを適度な弾力と硬さにする、掛け布団を比較的軽いものにする、身体に適した枕にする、
睡眠前にリラックスをする、室内の温度、湿度を適切な環境にするなどで改善することもあるようです。
お心当たりがある場合は、是非一度ご検討ください。
さて本日はお時計の姿勢差についてお話をさせていただきます。

お時計の姿勢差とは、角度によって、動作の遅れ、進みの度合いが変化することを意味しておりまして、
お客様がご使用のお時計にも、少なからず発生していると存じます。
なぜ、姿勢差が発生するかと申しますと、数々の歯車が噛み合って、回転することで動作していますが、
部品の配列や、構造により、角度に応じて加わる重力や、負荷が異なるため、動作にも影響するからです。
こちらは、数値に現れるか、現れないかほどの小さな負荷ではございますが、毎秒、積み重ねることで、
1日の誤差が±15秒や、±30秒など、大きくなっていく場合もございます。

どの技術者もこの姿勢差という症状が可能な限り発生しないように取り組んでおり、オーバーホールや、
精度の調整をする時には、繰り返し様子を確認しながら、より良い状態になるように追究します。
しかし、お時計が製造されてから30年以上経過する、内部の部品全体が摩耗しているという場合には、
歯車の噛み合いにバックラッシュと呼ばれる遊びが大きくなり、姿勢差が出やすくなります。
また、その誤差が大きくなる場合もございます。
そのような場合は、いくら改善をしようとしても日差±30秒や、±60秒前後の精度となることもあり、
ご理解をお願いすることもございます。

なるべく部品を摩耗させないように、定期的にメンテナンスを行うことも重要でございまして、
コンスタントにオーバーホールを実施されているお時計と、そうでないお時計では精度も異なります。
十人十色、お時計も人と同じように、個別に異なって良いと存じますが、修理を決断できるのは、
お客様のみでいらっしゃいます。不調となった場合は、お早めに検討くださいませ。
弊社は現在、お見積もりに2週間、オーバーホールの場合4週間前後のお時間をいただいております。
ご使用の予定も計算しながら、ご依頼いただけますと幸いです。

以上でございます。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。

睡眠の1時間前に暖かい飲み物を飲み、内臓を意図的に温め、体温を上げると、体温が下がる時に、
自然と入眠の体勢となり、安眠効果があるようですので、眠りが浅いとお感じの場合は、
一度お試しください。

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お客様、11月も中旬となり、昼夜の寒暖差は大きくなってまいりました。
お身体が冷えないように暖かくしていただき、ご自愛ください。

時計修理工房 近藤

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